こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
読書シリーズです。
先日映画化された、伊坂幸太郎さんの「オー!ファーザー」読了しました。
実は伊坂作品の映画はよく見るのですが、原作は初めて読みました。
初チャレンジがコレでよかったのか?伊坂ファンの方々のご意見はいかに・・・と思いつつ、
ネタバレしない程度に、
し、しても差し支えない程度にちょこっと書評します(^_^;)
*あらすじ*
舞台はドックレース場のある街。
血で血を洗うような激しい県知事選の真っ最中。
主人公は高校生の由紀夫。
母は現在出張中。携帯を忘れていったので所在不明かもしれない状況。
由紀夫を見守るのは4人の父親。
大学教授の悟、BARを経営する葵、ギャンブル好きの鷹、体育教師の勲。
4人とも由紀夫を大切に思っている。
誰が本当の父であるのか調べていない。
由紀夫はその4人の性格や行動様式をそれぞれに持ちあわせ、
スポーツ万能、成績優秀、ギャンブルも嫌いではなく、そしてよくモテる。
結果、そのせいで、事件に巻き込まれる・・・。
*あらすじ終わり*
感想を一言で言えば、
四人の友情と真っ直ぐな愛情の物語。
伏線を確認しながら読み進めていったので異常に時間がかかったのですが、
なるほどよく出来た話、ウェルメイド感たっぷり。
父親が4人というのも絶妙。
喜怒哀楽だったり、起承転結だったり、おそらくは伊坂さんのこだわりの数字なんじゃないかと。
読んでいて風景も、事件の起こる建物も、ドックレースの様子でさえも目に浮かぶ描写力もすさまじいな、
そりゃー、映画化されるよなーと感じました。
ん?と思うところは1箇所。
一箇所にしてとても重大なので、伏線の先としてこれでよいのか、ファンの方に伺いたいところもありました。
一応、映画を見たら原作を読まない、先に原作を読んだら映画は見ないが僕のルールなんですが、
よく考えるとほとんど守ってない。。。
ので、これもDVD化されたらしっかり見ようと思います♪
かばんに一冊、小説をいれて旅に出る夏。
もちろん「オススメ☆」です♪
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