こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た】映画「あゝ、荒野」前編・後編観ました。
解説・あらすじ:
歌人、映画監督などマルチな才能を発揮した劇作家・寺山修司の小説を映画化。
時代設定を近未来に変更し、社会に見捨てられた2人の男がボクシングを通じて出会い、奇妙な友情を育んでいくさまを描く。
少年院に入り挫折を味わった新次を『共喰い』などの菅田将暉、吃音(きつおん)と赤面症に苦しむバリカンを『息もできない』などのヤン・イクチュンが演じる。
メガホンを取るのは、菅田が出演した『二重生活』の岸善幸。
(前篇)
2021年。
少年院に入っていたことのある沢村新次(菅田将暉)は、昔の仲間でボクサーの山本裕二(山田裕貴)を恨んでいた。
一方、吃音(きつおん)と赤面症に悩む二木建二(ヤン・イクチュン)は、あるとき新次と共に片目こと堀口(ユースケ・サンタマリア)からボクシングジムに誘われる。
彼らは、それぞれの思いを胸にトレーニングに励む。
(後篇)
プロデビュー戦を終えた後、トレーニングに打ち込む沢村新次(菅田将暉)と二木建二(ヤン・イクチュン)。
因縁のある山本裕二(山田裕貴)との試合が決まって一層トレーニングに励む新次は、建二が自分の父親の死に関わっていたことを知る。
一方の建二は図書館で出会った君塚京子に心惹かれるが、孤独を消せずにいた。
そんな自分を変えようと、彼は兄弟のような絆で結ばれてきた新次と決別することを心に誓う。
感想:
2018年5本目・6本目です。
とにかく、ドエライものを観てしまった、というのが正直なところです。
前篇後編、合わせて5時間以上の長編なんですが、どこにも無駄なシーンがなく、前後に分けた意味もきちんとある構造にまずは拍手!
これほど膨大な熱量の青春映画はなかなかないと思います。
テーマである「愛する」「憎む」「つながる」「拒絶する」は原作の1960年代から、今、そして舞台設定でもある直近未来でも通じる永遠のテーマ。
これをキャストのみなさんがこれまた恐ろしいほどの熱量で演じています。W主演の菅田将暉&ヤン・イクチュンは必見です。
特に菅田さんはこの映画がキャリア最高作になるんじゃないでしょうか、
若さから考えると燃え尽きたり、次の作品が選びにくくなるのではと逆に心配するほどの凄みでした。
【評価点・つけるとしたら】
☆4.4です!。
青春映画の新しい歴史に立ち会えたと感じます。
ボクシングシーンが今ひとつ腑に落ちないのでそこだけマイナスです。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
↓お読みいただきありがとうございました。宜しければぜひぜひコメント・クリックをお願い致します↓