こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た】映画「天命の城」観ました。
解説・あらすじ:
『エターナル』などのイ・ビョンホンと『あなた、そこにいてくれますか』などのキム・ユンソクを主演に迎えた歴史ドラマ。
明の衰退により勢力を増した清が朝鮮に触手を伸ばした「丙子の役」を題材に、国の存亡を懸けた戦いを映す。
朝鮮国王を『ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女』などのパク・ヘイルが好演。
『トガニ 幼き瞳の告発』などのファン・ドンヒョクが監督を務め、
『レヴェナント:蘇えりし者』などの坂本龍一が音楽を担当している。
1636年、清が朝鮮に入り込み、首都漢陽を逃れた朝鮮国王仁祖(パク・ヘイル)たちは、敵軍に完全に包囲されてしまう。
厳冬の中、八方塞がりの状況で大臣の意見は真っ二つに分かれ、
吏曹大臣チェ・ミョンギル(イ・ビョンホン)は和平交渉を望み 、礼曹大臣キム・サンホン(キム・ユンソク)は徹底抗戦を主張する。
感想:
【2018年104本目です】
豪華キャスト、制作陣による、骨太の大作でした!
合戦ものかと思いきや、いやいや、生と死の有り様を深く問う哲学作品。
絶対的な正解のない現実を前に二人の忠臣が真っ向対立するのですが、
意見の違いこそすらあれけして憎しみ合わず。
国とは、王とは、そして民とはを考え抜いてゆく、
思索の連続のなかで苦しむ二人にはどちらにも共感できるところがありました。
また、保身に走り右往左往する役人の有様や、主戦派が多数化し、先鋭化していく様子は
まさに「他山の石」。
いったい、いつの時代の、誰の、どこの国の話だ、
その後400年あまりでどれだけの命が失われたのか、人類は同じ過ちを繰り返すのか、
これからもそうなのか、、と戦争の普遍性を強く語りかけてくるものがありました。
【評価点・つけるとしたら】
☆4.1です。史実ですので結論ありきな感じはしますが、一見の価値ある映画でした。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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