こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2019年8本目】映画「女は二度決断する」観ました。
解説・あらすじ:
『そして、私たちは愛に帰る』などのファティ・アキン監督と『戦場のアリア』などのダイアン・クルーガーが組んだ人間ドラマ。
突然愛する夫と息子を失った主人公の苦難の日々を映し出す。
『顔のないヒトラーたち』などのヨハネス・クリシュや『白いリボン』などのウルリッヒ・トゥクールらが共演。
ダイアンは本作で、第70回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞した。
ドイツのハンブルクで暮らすドイツ人のカティヤとトルコ移民のヌーリは、晴れてゴールインする。
以前は麻薬の売買に関わっていた夫も結婚後はまじめに働き、息子にも恵まれて一家は幸せに暮らしていた。
しかし、ヌーリの勤務先の前で爆発が起き、彼と息子が命を落とす。
それがドイツ人によるテロだと知ったカティヤは、、、。
感想:
社会派のサスペンスなんですが、同時に一人の女性のとてもパーソナルな物語でした。
大きくは3段構成になっていて、
まず大切な家族を失ったカティアの孤独・絶望・不安定さを下敷きに、
中盤では不条理な法廷劇に、
最後は静謐な復讐劇へと、話はとてもスムーズに進行していきます。
そして、見る人によって評価が分かれるであろう壮絶なラストシーン!
急に物語の外に放り出されたような喪失感、
カティアの絶望の深さには到底たどり着けない。
観客はあくまでも外野なんだと思い知らされる衝撃。
同時に自分だったらどうするのか、政治的な立場はどうなのかを深く問い詰められたような気持ちになりました。
☆3.7です。
それにしても邦題の付け方には難あり!もうひと工夫ほしいです!
【評価点・つけるとしたら】
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
↓お読みいただきありがとうございました。宜しければぜひぜひコメント・クリックをお願い致します↓