こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2019年42本目】映画「LOVELESS」観ました。
解説・あらすじ:
第70回カンヌ国際映画祭で審査員賞に輝いたヒューマンドラマ。
離婚の準備を進める夫婦が、12歳の一人息子の失踪に直面する。
メガホンを取るのは『父、帰る』で第60回ベネチア国際映画祭金獅子賞と新人監督賞、
『裁かれるは善人のみ』で第67回カンヌ国際映画祭脚本賞を獲得したアンドレイ・ズビャギンツェフ。
『エレナの惑い』などのアレクセイ・ロズィンらが出演する。
現代人の姿を張り詰めた語り口で描く。
社風の厳しい大企業に勤めているボリスと高級美容院を営むイニヤの夫婦には、12歳の一人息子アレクセイがいるが、
どちらにも新しいパートナーができて離婚協議中だった。
離婚後の生活にアレクセイを必要としない二人は、ある夜激しい口論の末に息子を押しつけ合う。
翌日、学校に行ったアレクセイの行方がわからなくなる。
感想:
新しい恋人に夢中の両親と、「無関心」にさらされる息子のお話。
ロシアの凍てつくような風景や廃墟の描写は少年のさらされた「愛のない痛み」の心象になっていて、
異様な迫力、鬱蒼とした神秘性があったように思います。
無気力で親身でない警官の態度はこの両親にはふさわしい皮肉。
一方、ボランティアの人々の整然としたプロフェッショナルな態度は一筋の救いにも感じました。
小さな家族の物語というよりも、「無関心な社会」をテーマにした大きな構図の物語だったように思います。
最後、母親が見つめていたのは何だったのか?
また、服装の意味は何だったのか?深く考えさせられるお話でした。
【評価点・つけるとしたら】
☆3.8です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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