こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2019年49本目】映画「教誨師」観ました。
解説・あらすじ:
名バイプレイヤーとして知られる大杉漣がエグゼクティブプロデューサーを務め、最後の主演作となった人間ドラマ。
彼らの改心を手助けする教誨師が、死刑囚たちと向き合う苦悩を描く。
共演に映画初出演となる玉置玲央のほか光石研、烏丸せつこ、古舘寛治らが集結。
死刑執行に立ち会う刑務官を描いた『休暇』の脚本を担当した佐向大がメガホンを取る。
受刑者の道徳心の育成や心の救済を行う教誨師の中でも死刑囚専門の牧師・佐伯(大杉漣)は、
独房で孤独な生活を送る死刑囚たちの良き理解者だった。
6人の死刑囚たちに寄り添い対話を重ねる中、自分の思いがしっかりと届いているのか、
彼らを安らかな死へと導くことは正しいことなのかと葛藤し、自身も過去と向き合う。
感想:
教誨師として拘置所に赴任した牧師が、死刑囚たちと「過去」「現在」そして「未来】のことを話す。
ほとんどそれだけの密室会話劇なんですが、、。
牧師の言葉も始めはきれいごとの羅列だったものが、徐々に人間性を帯びていく。
過去の過ちとの対話の中で、死とは何か、裁きとは何かといった思考の化物、その深淵にとらわれていく。
死刑囚の言葉の数々が、常識や善と偽善の境界線を消していく。
観ている者にとっても自身の通念的なもの、信じているものを重く深く問い直される作品だったと思います。
【評価点・つけるとしたら】
☆4.2です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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