こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2019年64本目】映画「海獣の子供」観ました。
解説・あらすじ:
「Saru」などで知られる五十嵐大介のコミックを、『鉄コン筋クリート』などのSTUDIO4°Cの制作でアニメ映画化。
居場所がない14歳の少女と不思議な兄弟の交流を描く。
声の出演に芦田愛菜をはじめ、石橋陽彩、浦上晟周、稲垣吾郎らが集結。
監督を渡辺歩、音楽を久石譲が担当している。
自分の気持ちをうまく言葉にできない中学生の琉花は、夏休みの初日に部活でトラブルを起こし、居場所がなくなってしまう。
彼女が父親が働く水族館を訪ねると、ジュゴンに育てられたという不思議な少年・海とその兄・空と出会い、彼らを通じて見たことのない世界に触れる。
同じころ、海の生き物たちが日本へ移動し始めるなど、地球上でさまざまな異変が始まる。
感想:
とにかく「どえらいものを観てしまった、、、」というのが本当の感想です、、。
天才が授けられた原作を、天才が作画し、天才が監督し、天才が劇伴し、天才が演じる。
まさに奇跡的な映画。。。
生命の短さと連綿とつながるDNA(性の連なり)の無限感、
宇宙の大きさ、地球の小ささ、
人の存在の大きさと理由、
物理と哲学、
といった、
「言葉にならない言葉」がスクリーンから溢れ出てきて、
実存がなくなってしまうような、
生と死の深淵を歩いているような、
危うく映画そのものに取り込まれるような感覚におそわれました。。
思い起こせばあれが「畏怖」だったのだ思います。
はじめは五十嵐作品の言語化に懐疑的だったのですが、
大きく成功していると思います。
或いはアニメという文化の大きな一つのマイルストーン。
快作だったと思います。
【評価点・つけるとしたら】
☆4.8です。
しいて言うなら映像が美しすぎて見とれてしまい、ストーリーが飛ぶ危険がありました。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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