こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2019年98本目】映画「芳華-YOUTH」観ました。
解説・あらすじ:
フォン・シャオガン監督が、1970年代の中国を舞台に描くラブストーリー。
軍の歌劇団に所属するヒロインと兵士の青年の数十年の物語がつづられる。
ホアン・シュエンをはじめ、ミャオ・ミャオ、チョン・チューシー、ヤン・ツァイユーらが出演する。
1976年の中国、兵士を慰労・鼓舞する歌劇団、文工団に入団した農村出身で17歳のシャオピン(ミャオ・ミャオ)は、周りとなじめない。
模範兵のリウ・フォン(ホアン・シュエン)だけが彼女の唯一の支えだった。
しかし、ある事件をきっかけに、シャオピンとリウは非情な運命に翻弄されることになる。
感想:
美しい映像、美しい音楽、素晴らしい歌と踊り、の青春群像劇、
若者たちの淡い恋心の行く末を楽しみに鑑賞、、のつもりが!!
・・・・・とんでもない。
とんでもなく骨太の、大河ドラマでした!
もちろん恋や青春に揺れ動く様は本当に美しく、その蹉跌は苦く。
ストーリーは「儚い」なんて言葉で言い表せない、あまりにもむごい展開に。
描かれる「戦争」は本当に本物。
今まで見た映画の中でも超弩級にリアル。
監督の戦争に対する強い憎しみを感じる衝撃の6分間ワンカットは
残酷にすべてを、体だけではなく精神そのものを切り裂いていきます。
お話は徐々にゆっくりと、丁寧に進み、そして最後のシーン。
「あああああああ!!!!」
喉が渇くくらいの水分が目から流れ落ちました。。。
モノローグで語られていく彼らの行く末には、
確かに、ほのかに、スクリーンから華の芳りがしたように思います。
「感動」とはこういうことなのか、と確かな実感を憶える、
素晴らしい、凄まじい映画体験でした。
【評価点・つけるとしたら】
☆4.5です!
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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