こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2019年107本目】映画「ジョーカー」観ました。
解説・あらすじ:
『ビューティフル・デイ』などのホアキン・フェニックスが、DCコミックスの悪役ジョーカーを演じたドラマ。
大道芸人だった男が、さまざまな要因から巨悪に変貌する。
トッド・フィリップスがメガホンを取り、ロバート・デ・ニーロらが共演。
孤独で心の優しいアーサー(ホアキン・フェニックス)は、
母の「どんなときも笑顔で人々を楽しませなさい」という言葉を心に刻みコメディアンを目指す。
ピエロのメイクをして大道芸を披露しながら母を助ける彼は、同じアパートの住人ソフィーにひそかに思いを寄せていた。
そして、笑いのある人生は素晴らしいと信じ、底辺からの脱出を試みる。
感想:
すごいものを観てしまった。ひどい体験をしてしまった、、。
「狂っているのは僕か、それとも世間か」。。
社会からの孤立や資本主義がもたらす貧富格差。
人生に選択の余地を与えぬ、容赦ない哀しみ。
自らの意思とは関係なくハマっていく「悪の轍」。
そこには、華々しいダークヒーロの誕生といった枠には収まりきれない、
もっと根深い、もっと鉄の味のする、血の香りがスクリーンから漂っていました、、。
それにしても、ホアキン・フェニックス。
この役へのアプローチは凄まじい!
「ダークナイト」のヒース・レジャーが構築した世界観を、
壊して再構築して、さらには超える。
ギリギリまで削ぎ落とした肉体は病的で、
その演技の切っ先は研ぎきったナイフのように鋭く、脆い。
このジョーカーを超えるジョーカーは今後かなり難しく、
対するバットマンも相当な難易度に引き上げてしまった、
これは「続き」を作るのが相当大変だと感じました。
悪と善の二元論が全く意味をなさない。
現代社会、人間の本能に突き刺さる怪作です。
是非劇場で体感を、、、。
【評価点・つけるとしたら】
☆4.3です。
精神病患者=犯罪予備軍的なティピカル要素はちょっといただけなく感じましたのでそこだけマイナスです。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
↓お読みいただきありがとうございました。宜しければぜひぜひコメント・クリックをお願い致します↓