こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2019年116本目】映画「幸福なラザロ」観ました。
解説・あらすじ:
第71回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞したヒューマンドラマ。
キリスト教の聖人ラザロとイタリアの詐欺事件から構想された物語で、
無垢な青年を主人公に、孤立した地で生活する村民が外の世界に触れる様子が映し出される。
監督はアリーチェ・ロルヴァケル。
新人のアドリアーノ・タルディオーロ、アルバ・ロルヴァケルらが出演する。
20世紀後半のイタリア。
純朴な青年ラザロ(アドリアーノ・タルディオーロ)は、社会と隔絶した小さな村に住んでいる。
そこの人々は、小作制度が廃止されたことを知らずにタダ働きを強いられていた。
ある日、領主の侯爵夫人(ニコレッタ・ブラスキ)の息子が誘拐騒ぎを起こし、労働搾取の実態が世に暴かれる。
感想:
最初は少し古い時代のお話なのかなと思っていたら、さにあらず。
現代の資本主義・世界経済の影を色濃く映し出した、
皮肉たっぷりの寓話でした。
富は再分配されず、
解放されたはずの階層は再構築され、
他者の犠牲をいとわず、
自分の利益を確保することで、皆いっぱいいっぱいの世界。
そこに現れた聖人ラザロは人々を救うのか、それとも絶望の象徴なのか?
ラストシーンは大きく解釈が分かれるところだと思いました。
【評価点・つけるとしたら】
☆3.6です。
内容は確かに深いのですが、時系列がわかりにくく、
ちょっと冗長に感じるところもありました、、。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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