こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2019年110本目】映画「わたしを離さないで」観ました。
解説・あらすじ:
ノーベル文学賞受賞作家カズオ・イシグロの小説を基に、傷つきながら恋と友情をはぐくみ、
希望や不安に揺れる男女3人の軌跡をたどるラブストーリー。
キャリー・マリガン、キーラ・ナイトレイ、アンドリュー・ガーフィールドといった実力派3人が豪華共演。
外界から隔絶された寄宿学校ヘールシャムで、
幼いころから共に日々を過ごしてきたキャシー(キャリー・マリガン)、ルース(キーラ・ナイトレイ)、トミー(アンドリュー・ガーフィールド)。
普通の人とは違う“特別な存在”として生を受けたキャシーたちは、18歳のときにヘールシャムを出て、農場のコテージで共同生活を始める。
感想:
原作は本日読み終わりました。
日本では舞台化され、ドラマにもなった作品です。
お話のテーマは生と性、科学と倫理を煮詰めるとどうなるのか、
生きていくとはどうゆうことなのかを問う、深淵なものでした。
ミステリーのような急展開があるわけでもなければ、
サスペンスのような恐怖感に包まれたお話でもない、
あえてカテゴライズするなら青春映画。
「事実」が少しづつ、薄皮を剥ぐように明らかになっていく、
緻密で控えめな演出のせいでしょうか、
運命を静かに、粛々と受け入れる三人の諦観にはヒリヒリと心が痛みました。
ラストシーン、キャシーの頬を流れる慎ましい涙。
温かかったのが、冷たかったのか?
温かいものであったと心から願う、そう信じたい、悲しい映画でした。
【評価点・つけるとしたら】
☆3.7です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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