こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2020年22本目】映画「アイヒマンを追え」観ました。
解説・あらすじ:
数百万人のユダヤ人を強制収容所に送ったナチス戦犯アドルフ・アイヒマンを、1960年に潜伏先で拘束するまでの極秘作戦の裏側に迫る実録サスペンス。
イスラエルの諜報機関モサドによる拘束作戦を成功に導いた検事長フリッツ・バウアーに焦点を絞り、
彼がいかにしてアイヒマンの消息をつかみ、追い詰めたかを描く。
主演は『ヒトラー暗殺、13分の誤算』などのブルクハルト・クラウスナー、
共演には『東ベルリンから来た女』などのロナルト・ツェアフェルトらが名を連ねる。
1950年代後半のフランクフルト、検事長フリッツ・バウアー(ブルクハルト・クラウスナー)は、
ナチスによる戦争犯罪の告発に奔走していたが、捜査は難航していた。
ある日、ホロコーストに深く関わった親衛隊中佐アドルフ・アイヒマン潜伏に関する情報を入手。
バウアーは、ナチス残党がいるドイツの捜査機関ではなく、イスラエルの諜報機関モサドに情報提供しアイヒマンを追い詰める。
感想:
ナチス戦犯の逮捕に尽力した実在の検事長フリッツ・バウワーを描いた伝記映画。
時には表立って、時には水面下でアイヒマン逮捕のために奔走する姿をサスペンスタッチで描いています。
孤立無援の中、僅かな情報を手繰り寄せながらの逮捕劇は史実に任せますが、
そこで問われる「正義感」、
無碍に失われた命への「憤り」、
法治国家としての「誇り」、
更には、
ファクトを重視し、真正面から映画として歴史を撮り切る監督の「覚悟」
には強く心打たれました。
ただ、いかんせん対象のアイヒマンの狂気性や、バウワー自身がユダヤ系であったり、
モサドとの関係性だったりの説明が少なくいため、ちょっと淡々とお話が進みがちで、
サスペンス要素が少なく感じました。
【評価点・つけるとしたら】
☆3.6です。負の歴史もちゃんと「観る」。教養として必要な一本でした。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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