こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2020年26本目】映画「ワイルドライフ」観ました。
解説・あらすじ:
『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』などの俳優ポール・ダノが監督を務め、
ピュリツァー賞作家リチャード・フォードの小説を映画化したヒューマンドラマ。
アメリカ・モンタナ州を舞台に、崩壊していく家族が描かれる。
『17歳の肖像』などのキャリー・マリガン、『ナイトクローラー』などのジェイク・ギレンホール、
『ヴィジット』などのエド・オクセンボールドらが出演する。
1960年代。
ジェリー(ジェイク・ギレンホール)一家は、カナダとの国境近くにあるモンタナ州の田舎町へとやってくる。
14歳の息子ジョー(エド・オクセンボールド)は、ジェリーがゴルフ場で働き、
主婦の母ジャネット(キャリー・マリガン)が家事をこなす姿を見て、
新たな生活が軌道に乗り始めたことを実感する。
ところが、ジェリーが仕事をクビになって家族を養うために山火事を食い止める仕事に就き、
ジャネットとジョーも働くが、生活は安定しなかった、、、。
感想:
静謐さに浸れる、余韻の長い映画でした。
努力や実直さではあがないきれない世情の変化に翻弄される家族の風景、
父親の無謀な正義感や情けなさ、
母親の弱さや女の顔、
息子の葛藤や諦観、といったものをすごく丁寧に映画いていたように思います。
俳優陣の演技も静かなのにしっかりメリハリもあり、演出の見事さを感じます。
惜しむらくはいかんせん映画の進行が静かすぎること。
森林火災のシーン、とりわけ「火」はこの映画の重要なメタファーだと思いますので
もう少しくっきり描いても良かったようには感じました。
いずれにしてもポール・ダノの才能は底知れないです。
次回作が楽しみです。
【評価点・つけるとしたら】
☆3.6くらいです。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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