こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2020年28本目】映画「宮本から君へ」観ました。
解説・あらすじ:
熱血営業マンが悪戦苦闘しながら成長する姿を描いた新井英樹の漫画を、実写ドラマ化に続き映画化。
原作の後半を基に、主人公とヒロインに訪れる試練を映し出す。
ドラマ版に続いて主演の池松壮亮をはじめ、蒼井優、柄本時生、星田英利、古舘寛治、松山ケンイチが出演し、ドラマ版の監督を務めた真利子哲也が続投。
映画版キャストには井浦新、ピエール瀧、佐藤二朗、さらに元格闘家の一ノ瀬ワタルが新たに参加する。
文具メーカーの営業マン宮本浩(池松壮亮)は、営業スマイル一つできない不器用な人間だが、正義感は人一倍強かった。
会社の先輩だった神保(松山ケンイチ)の仕事仲間・中野靖子(蒼井優)と恋に落ちた宮本が彼女の自宅に招かれた日、靖子の元彼・裕二(井浦新)が姿を現す。
宮本と寝たと話す靖子に激怒した裕二に、宮本は「この女は俺が守る」と宣言する。
感想:
原作は既読なんですが流石にストーリは覚えてませんでした。
が、とても興奮して読んだことだけはなぜか体感に残っておりました。
さて、映画です。
まずは俳優陣、何という存在感!
全員凄い!
凄いんですが、そのなかでも池松壮亮と蒼井優の飛び抜け方は凄まじい。
とても愚かで醜い、だけど実直で正義感あふれるふたりの演技は体当たり以上に「体当たり」。
まさに魂のぶつかり合いだったと思います。
ストーリーも骨格がしっかりしていて、
重心の低い、ロマンもカタルシスもない、ヒロイックな要素さえ排除した、
まさしくハードロックな仕上がり。
監督をはじめ、制作陣の魂もまた体当たりだったと感じました。
世界の理不尽さや許しがたい人間の存在は現実社会にも存在し、
しかしながらその構成員はすべからく我々。
醜さも愚かさも個人が抱えているのを忘れてはいけない。
こういう映画の存在意義を強く感じる、映画でした。
【評価点・つけるとしたら】
☆4.2です。
すこしだけ残念に感じたのは、いささかストーリーが昭和平成的でありすぎ、アップデートされていないこと。
原作に忠実すぎるのかもしれません。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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