こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2020年32本目】映画「ショート・ターム」観ました。
解説・あらすじ:
ロカルノ国際映画祭ほか世界中の映画祭や映画賞を席巻した、未成年の保護施設を舞台に生きる喜びを描いた感動のヒューマンドラマ。
ティーンエイジャーをケアするための短期保護施設で働くヒロインの心の闇や、彼女を取り巻く施設の子供たちが心に受けた傷を丁寧にすくい取る。
監督と脚本は、これまでショートフィルムなどを手掛けてきたデスティン・ダニエル・クレットン。
主演はブリー・ラーソン。
人とのつながりや人の温かさを感じさせる、珠玉のストーリーが心に響く。
問題を抱える子供のためのグループホーム「ショートターム12」で働くグレイス(ブリー・ラーソン)。
グレイスは、新入りのジェイデン(ケイトリン・デヴァー)という少女を担当することになる。
グレイスは施設の同僚メイソン(ジョン・ギャラガー・Jr)と付き合っていたが、ある日、妊娠していることが判明する。
そんな中、グレイスはジェイデンが父親に虐待されていたことに気付く。
感想:
人間同士の微妙な距離感がテーマのドラマでした。
距離は遠すぎても近すぎても緊張を生む。
絶妙な距離感は時に暖かく、時に深いつながり、感情の開放、信頼を生み出す。
ケアテイカーは教師でもセラピストでも、ましてや親でもないので「見守ること」しかできない。
規定された距離感の中で葛藤する様子は現代社会の全くの縮図に感じました。
「ショート・ターム」をどう捉えるかですが、
僕は「人生の中の短い、切り取られた瞬間」と意訳しました。
瞬間瞬間に出会う人、自分を気にかけてくれる人との連鎖はいかに貴重なものか。
人間性の根本とも言える重大なテーマを、あえて「感傷」や「葛藤」に頼らず、
ドライに描きあげた監督の手腕は素晴らしいの一言です。
鑑賞後に訪れた、のどかな、安らいだ気持ち。
とても特別な映画体験だったと思います。
【評価点・つけるとしたら】
☆4.0です!
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
↓お読みいただきありがとうございました。宜しければぜひぜひコメント・クリックをお願い致します↓