こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2020年40本目】映画「楽園」観ました。
解説・あらすじ:
『悪人』『怒り』などの原作者・吉田修一の短編集「犯罪小説集」の一部を、『64-ロクヨン-』シリーズなどの瀬々敬久監督が映画化。
ある村で起こった幼女誘拐事件、少女行方不明事件、養蜂家にまつわる事件を通して、人々の喪失と再生の物語が描かれる。
少女行方不明事件の犯人だと疑われる主人公を演じる綾野剛をはじめ、
NHKの連続テレビ小説「とと姉ちゃん」などの杉咲花や『64-ロクヨン-』シリーズで主人公を演じた佐藤浩市らが共演する。
12年前、青田に囲まれたY字路で幼女の誘拐事件が発生した。
事件が起こる直前までその幼女といたことで心に傷を負った紡(杉咲花)は、祭りの準備中に孤独な豪士(綾野剛)と出会う。
そして祭りの日、あのY字路で再び少女が行方不明になり、豪士は犯人として疑われる。
1年後、Y字路へ続く集落で暮らす養蜂家の善次郎(佐藤浩市)は、ある出来事をきっかけに、村八分にされてしまう。
感想:
原作の「犯罪小説集」は読んだばっかりです。
タイトルの「楽園」はああ、なるほどな、と思います。
さてお話は、実に陰惨、、。
原作の持つ猛烈な負のエネルギー、更には原作の基になる実際の事件のリアルさをしっかり捉えていたように思います。
ミステリーの要素は比較的薄めで、どちらかというと人間や社会の持つ恐ろしさ、、
差別や疑心暗鬼、集団と孤立といったものを、楽園のように美しい里山に映し出していました。
ただ、残念に感じたのは、小説6本のうち2本をどうも無理につなげた感が否めないこと。
時系列があたふたしている感があり、ラストシーンの落とし所に深みがもうちょっと欲しくなりました。
【評価点・つけるとしたら】
☆3.5です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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