こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2020年53本目】映画「エンテベ空港の7日間」観ました。
解説・あらすじ:
イスラエルの空港で実際に起きたハイジャック事件を題材にしたポリティカルサスペンス。
ハイジャック犯とイスラエル国防軍がにらみ合う中での人質救出作戦を映し出す。
監督はジョゼ・パジーリャ。
『ゴーン・ガール』などのロザムンド・パイク、
『ラッシュ/プライドと友情』などのダニエル・ブリュールらが出演した。
1976年のイスラエル。空港からパリに向けて飛び立とうとしていたエールフランスの旅客機がハイジャックされる。
ハイジャック犯は乗員乗客の解放と引き換えに、50人以上の親パレスチナ過激派の解放と500万ドルを要求する。
首相が交渉で解決できる道を模索する中、国防大臣はテロリストの要望に応えることに反対し、士官たちとひそかに人質奪還計画を進める。
感想:
とてもソリッドで挑戦的な作品でした。
お話自体は有名な事件を扱ったものですので結果は先にネタバレ済みでした。
ですので、スリリングな展開よりもこの題材をどの視点で切り取っていくのかが映画の興味でした。
結論としては、ハイジャック犯側の心情描写に踏み込んだのはとても挑戦的。
一方、イスラエル側の描写は少しぬるく感じます。
演出の政治的なポジションがおそらく意図していたものより、
「何らかの理由で」バランスが取れなくなったのではないでしょうか?
ダンスシーンも、もっとメタを効かせても良かったと思います。
ともあれ当時のアフリカ情勢も含めこんなにセンシティブな題材を斬りに行った意欲は素晴らしいと思いました。
【評価点・つけるとしたら】
☆3.6です。
少なくともイスラエル建国の成り立ち、アフリカにおけるアミンの位置づけは事前にチェックが必要です。
そうじゃないとただのアクションの薄いハイジャックムービー、もったいないです。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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