こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2020年62本目】映画「悪い奴ほどよく眠る」観ました。
解説・あらすじ:
汚職事件に絡み自殺した男の息子による父親を死に追いやった政官財の有力者たちへの復讐劇を通して、
日本社会に根深くはびこる腐敗の構造の中でのうのうと甘い汁を吸い続ける巨悪に挑んだ社会派サスペンス・ドラマの力作。
日本未利用土地開発公団の副総裁、岩淵の娘佳子と、秘書の西幸一の披露宴が執り行なわれようとしていた。
この西という男、実は5年前、新庁舎の建設に絡む不正入札疑惑で自ら命を絶ち事件の幕引きを図った課長補佐・古谷の一人息子だった。
感想:
そういえば黒澤明監督の作品は最後の何作かしか観ていなかったのを思い出し、
どうせならガッツリ行こう!と意気込んでみました。
この作品はシェイクスピアのハムレットをオマージュしているとのこと。
なるほど、復讐、復讐、復讐!!!!
凍りつくような凄惨なシーンはないものの、
計算されつくされた台詞回し、同じく計算しきった演出でスリリングに仕上げています。
三船敏郎をはじめとしたキャスト陣の役作りも素晴らしいの一言です。
さてさて。
この作品が上映されたのは今から60年以上も前。
テーマである「悪いやつ」、今も思い当たる、色褪せない社会風刺。
結局何よりも怖いのは人間そのものなのだと痛感させられました。
【評価点・つけるとしたら】
☆4.2です。150分超えのの長尺ですが、時間を感じないテンポの良さ!必見だと思います。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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