こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2020年73本目】映画「羅生門」観ました。
解説・あらすじ:
芥川龍之介の小説「藪の中」「羅生門」を黒澤明監督が映画化した時代劇。
ある侍の死に立ち会った、男女4人それぞれの視点から見た事件の内幕を生々しく再現する。
本作の成功で黒澤監督とともに海外で高い評価を受けた三船敏郎や、『七人の侍』などの名優志村喬、大映の看板女優だった京マチ子ら豪華キャストが共演。
1951年のヴェネチア国際映画祭でグランプリを受賞した。
モノクロームの斬新で美しい映像や、俳優たちの鬼気迫る熱演に魅了される。
平安時代、羅生門の下で雨宿りをする下男(上田吉二郎)相手に、旅法師(千秋実)と杣売り(志村喬)が奇妙な話を語り始める。
京の都で悪名高き盗賊多襄丸(三船敏郎)が山中で侍夫婦の妻(京マチ子)を襲い、夫(森雅之)を殺害したという。
だが、検非違使による調査が始まると、盗賊と妻の証言はまったく異なっていた。
感想:
芥川龍之介の「羅生門」もちろん既読、「藪の中」はどうだったかなあ?
古い(1950年代)白黒の映画なのですが、そこはやはりセカイの黒澤。
クッキリハッキリした映像は今観てもかなりのクオリティ。
役者陣も超熱演。
三船敏郎を始め、役者が本気で役作りをして、役に憑依し、作品の中で「生きる」様は圧巻です。
肝心のお話は今でゆう法廷劇のプロットの元祖的作品で、取り調べと現場の場面が交互に展開するのですが、、、。
殺人事件そのもの、殺害方法や動機に焦点が当たるのではなく、
もっと突っ込んだ関係者全員のプライド、さらにはエゴを晒すことに重点が置かれていて、
異様な生々しさがありました。
強いて言うなら(僭越ながら)ですが、
時系列がわかりにくいことと、
羅生門のモチーフの深堀りがもっとほしい、
とは感じました。
【評価点・つけるとしたら】
☆3.9です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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