こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2020年85本目】映画「黒い司法」観ました。
【解説・あらすじ】
冤罪で死刑宣告された被告人の容疑を晴らそうとする弁護士の奮闘を描いた人間ドラマ。
ブライアン・スティーヴンソンのノンフィクションを、『ショート・ターム』などのデスティン・ダニエル・クレットン監督が映画化した。
主人公を『クリード』シリーズなどのマイケル・B・ジョーダン、死刑囚を『ジャンゴ 繋がれざる者』などのジェイミー・フォックス、
主人公の協力者を『ルーム』などのブリー・ラーソンが演じる。黒人に対する差別が横行している1980年代のアラバマ州。
黒人の被告人ウォルター(ジェイミー・フォックス)は、身に覚えのない罪で死刑を宣告されてしまう。
新人弁護士のブライアン(マイケル・B・ジョーダン)は、彼の無実を証明するために奔走するが、
陪審員は白人で、証言は仕組まれ、証人や弁護士たちは脅迫されていた。※以上yahoo映画より引用
感想:
実話に基づく物語なので、結論ありき、一定のフォーマットの中に収まる法廷物ではあるのですが、、。
それにしても酷い。。。
警察、検察、裁判所は推定無罪の原則も何処へやら、証拠のでっち上げ、恣意的な陪審員選択、証人の違法逮捕(脅迫)ともうやりたい放題。
現在も連綿と続く差別の構造保存、アメリカにおける冤罪率の高さ、ひでえなアメリカ、、と思いつつ、はたと気づけばこれは全くの「他山の石」で、
形と題材を変えれば日本でも、あるいはどの国でも同様のことが起こりうると、人間の業の恐ろしさを感じました。
最後に見えた希望の光、正義を認める潔さ、良心に従う人間性は、今の社会に欠如している由々しき問題。
とかく人権問題を政治主張に絡め軽視する人達がいる風潮も気になります。
生きる権利について、目を背けずに大きな枠で考えなければならない作品だったと思います。
【評価点・つけるとしたら】
☆4.2です!もうちょっとマシな邦題をつけてほしかったです!
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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