こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2020年106本目】映画「象は静かに座っている」観ました。
【解説・あらすじ】
作家としても活動していたフー・ボー監督が、自身の短編を映画化した人間ドラマ。
4人の男女が新しい一歩を踏み出そうとする。
『閃光少女』などのパン・ユーチャンをはじめ、チャン・ユー、ワン・ユーウェンらが共演。
フー・ボー監督は、4時間近い本作を完成させたのちに自死した。中国のさびれた田舎町で、暴力で自分を守ってきた男、将来の展望がない少年、教師と深い関係にある少女、家族に見離された老人が暮らしていた。
彼らの心を動かしたのは、北部の人里離れた満州里の動物園にいる、日がな一日座り続けている不思議な象だった。※以上yahoo映画より引用
【感想】
まさに一瞬の234分でした!
映画としては長い、たしかに長いのですが、では一日としてはどうだろう、では人生としては、、、と考えるに連れ、
実に計算されつくされた尺だったと思います。
映画は4人の男女の群像劇なのですが、必要以上に絡まず。
演出も泣いたり笑ったりといった目に見える表現に頼らず、あくまで日常の噛みしめるような表情、昏い眼差しをしっかり映し出して、異色に感じました。
とても閉塞的な映画なのですが、かと言って絶望的でもないのは、常に一縷の光があるように設計した監督の手腕だと思います。
少しでも触れてしまえば崩れ落ちてしまいっそうな、これほどに繊細な映画、どれほどの意志で作られたのかと思うと殺気すら感じるのですが、、、。
監督はこの映画を最後に自死されたとのこと、、。
「彼ら」の旅の行く先がもう見れないかと思うと、とても寂しく感じました。
【評価点・つけるとしたら】
☆4.2です!。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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