こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2021年5本目】映画「コリーニ事件」観ました。
【解説・あらすじ】
ドイツの小説家フェルディナント・フォン・シーラッハのベストセラーを映画化。
ある殺人事件の担当になった新米の弁護士が、自身の過去や国家の不祥事と向き合う。
『はじめてのおもてなし』などのエリアス・ムバレク、『イマジン』などのアレクサンドラ・マリア・ララのほか、
ハイナー・ラウターバッハ、フランコ・ネロらが出演。
メガホンを取ったのは『クラバート 闇の魔法学校』などのマルコ・クロイツパイントナー。ドイツで30年以上も模範的な市民として暮らしてきたイタリア人コリーニ(フランコ・ネロ)が経済界の大物実業家を殺害し、
新米弁護士のカスパー・ライネン(エリアス・ムバレク)が国選弁護人に任命される。
被害者はライネンの少年時代からの恩人で、コリーニは殺害の動機を語ろうとしなかった。
ライネンが事件を調べていくと、自身の過去やドイツ司法にまつわるスキャンダルが浮かび上がる。
【感想】
いわゆるナチスの非人道的行為とその後の処理に関するお話で、
お話の筋はそのジャンルムービーの域を出ないであろうとたかを括っていたのですが、、、。
この小説の発表によりドイツ政府が「法律そのもの」の瑕疵を認め、動いたという事実に圧倒されます。
硬質な法廷劇である本作で問われるのが人としての尊厳だったり、良心と法の折り合いだったりと、
まさしく他山の石だし、身に覚えがあるだろうし、ドイツだけの問題じゃなかろうし、ラストも本当に息苦しいし、、、。
過去を美化することは実に安易で、不都合な真実、戦争の負の歴史と向き合うのは本当に難しい。
あのドイツですらと思うと暗澹たる思いがしました。
【評価点・つけるとしたら】
☆4.0です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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