こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2021年19本目】映画「赤い闇/スターリンの冷たい大地で」観ました。
【解説・あらすじ】
世界恐慌下の1930年代、スターリン体制のソ連で決死の潜入取材を行ったイギリス人ジャーナリストの実話に基づくドラマ。
情報統制された独裁国家の実態を明らかにすべく戦う主人公を、ジェームズ・ノートンが演じ、
ヴァネッサ・カービー、ピーター・サースガードらが共演する。
『ソハの地下水道』などのアグニェシュカ・ホランドがメガホンを取った。1933年、かつてヒトラーにも取材したことがあるイギリス人記者ガレス・ジョーンズ(ジェームズ・ノートン)は、世界恐慌の中でソ連だけが好景気であることに疑念を抱いていた。
その謎を探るため単身モスクワへ向かった彼は、当局の監視を避けながら全ての鍵を握るウクライナを目指す。
極寒のウクライナにたどり着いたジョーンズは、過酷な生活を強いられ飢えに苦しむ人々を目撃する。
【感想】
世界はしらないことに溢れていて、悲しい出来事、怒りを禁じえない事件もそりゃあ両手に余るし、全部追うのはキャパオーバー。
だからといって知らなきゃいいじゃん、楽しけりゃいいじゃんとは思えないんですよね。
その中の一つにあったいわゆるスターリヌズムの大きな影、「ホロドモール」は名詞としては知っている程度の知識で作品に臨むことになりました。
ストーリーは史実に基づくのでまあ、なんとなく読めるのですが、それにしても、映像化することへの意義を感じる厳しい描写の数々。
大きな歴史上の事実のほんの一部を切り取っただけでもこの衝撃、人間という動物の残酷さは計り知れないということをあらためて思い知らされました。
また、同時にジャーナリズムの意義にも深く切り込んでおり、これはとても現代性もある、普遍的なテーマが突きつけられていました。
大変怖い映画ではありますが世界史の負の遺産、他山の石として観ておくべき作品だったと思います。
【評価点・つけるとしたら】
☆3.9です!
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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