こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2021年30本目】映画「スパイの妻」観ました。
【解説・あらすじ】
黒沢清監督によるドラマの劇場版。
太平洋戦争前夜を背景に、運命によってもてあそばれる夫婦の試練を描き出す。
蒼井優と高橋一生が夫婦役を演じ、坂東龍汰、東出昌大らが共演。1940年、神戸で貿易会社を経営する優作(高橋一生)は満州に渡り、偶然恐ろしい国家機密を知る。
正義のために一連の出来事を明るみに出そうとした彼は、反逆者とみなされてしまう。
優作の妻の聡子(蒼井優)は反逆者と疑いの目で見られる夫を信じ、スパイの妻とそしりを受けても、
愛する夫と手に手を取って生きていこうと決意する。
【感想】
ドラマは未見です。
濱口竜介さん(「寝ても覚めても」監督)が参加した脚本はもちろん、
演出は不穏さを醸し出す黒沢イズムをしっかり感じさせるものでしたし、
音楽や美術など細部に至るまでこだわり抜いた、独特の世界観はさすが。お見事です。
また、物語の骨格を支えるキャスト陣の確かな存在感も見どころ。
主演の二人はもちろん、東出昌大の幅のある演技は必見、新境地に感じました。
惜しむらくは最後の最後、焼け野原描写のセットが少しファンタジーに感じたところ。
演出上の意図なのかもしれませんがそこだけトーン、リズムが変わり、
メッセージ性が伝わりにくくなっていたように思います。
【評価点・つけるとしたら】
☆3.6です!
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
↓お読みいただきありがとうございました。宜しければぜひぜひコメント・クリックをお願い致します↓