こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2021年39本目】映画「82年生まれ、キム・ジヨン」観ました。
【解説・あらすじ】
韓国でベストセラーとなり、日本でも販売された小説を映画化したドラマ。
1982年に生まれた女性で最も多い名前を持つ平凡なヒロインの半生を、韓国のジェンダー問題や社会問題を織り交ぜながら描き出す。
キム・ドヨンがメガホンを取り、主演のチョン・ユミと夫役のコン・ユが『トガニ 幼き瞳の告発』や『新感染 ファイナル・エクスプレス』に続いて共演する。結婚を機に仕事を辞めたジヨン(チョン・ユミ)は育児と家事に忙殺され、時に閉じ込められているような感覚に陥ることがあった。
ある日、ジヨンは他人が乗り移ったかのような言動をするようになり、さらにその時の記憶は全くなくなっていた。
夫のデヒョン(コン・ユ)はジヨンにその真実を告げることができずにいた。
【感想】
ジェンダーギャップという可視化が難しく、表現するのにデリケートな問題を真っ向正面から捉えた意欲作でした。
男性優位社会における女性の生き辛さ。
言葉にするといかにも軽い表現に陥りそうなところを、ときに息苦しく、また時には血が滲むほどに鋭く映像でみせる手腕はさすが。
歪んだ結婚観だったり、鬱との付き合い方といった、社会の病巣が万遍なく散りばめられていて胸に迫るものもありました。
この映画を男性卑下のフェミ映画と切って捨てるのはそれこそ軽薄。
まさしく他山の石としてしっかり刮目すべきと感じました。
【評価点・つけるとしたら】
☆3.8です!いかんせん少し尺が長く感じました。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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