こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2021年43本目】映画「行き止まりの世界に生まれて」観ました。
【解説・あらすじ】
かつて繁栄したものの今は衰退した、アメリカの「ラストベルト(錆びついた工業地帯)」を舞台にしたドキュメンタリー。
鬱屈した思いをスケートボードにぶつけ、成長していく3人の若者の姿を映し出す。
今回出演も果たすビン・リューが監督・製作・撮影・編集を担当し、キアー・ジョンソン氏とザック・マリガン氏らが共演。
第91回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞と、第71回エミー賞の「Outstanding Documentary Or Nonfiction Special」などにノミネートされた。家庭環境に恵まれないキアー・ジョンソン氏、ザック・マリガン氏、ビン・リュー監督の3人の若者は、イリノイ州ロックフォードで暮らしている。
厳しい現実から逃れるようにスケートボードに熱中する彼らにとって、スケート仲間はもうひとつの家族であり、ストリートこそが自分たちの居場所だった。
やがて彼らも成長し、目の前に立ちはだかるさまざまな現実に向き合う時期がやって来る。
【感想】
率直に、いい映画を観た、見つけた感じです。
結構な長期に渡る撮影のなかで徐々にテーマが絞られていく手法、さらには撮影監督本人すら観察の対象になっていく事はとても斬新。
おそらくは膨大だったであろう撮影時間の中で「本音」の部分、時には見苦しく感じるほどの真実を晒し、紡ぐ。
社会の鬱屈した息苦しさと家族の問題を相似形に描く。
そんな中でも友情なのかもしれないし、わずかに残った愛情なのかもしれない、そんな僅かな光をしっかりと感じ取ることができる。
これはアメリカのお話で、実は世界の実情で、そして何より「僕」自身のストーリーなのだと感じる作品でした。
【評価点・つけるとしたら】
☆4.0です!
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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