こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2021年45本目】映画「朝が来る」観ました。
【解説・あらすじ】
ドラマ化もされた直木賞作家・辻村深月の小説を映画化。
特別養子縁組で男児を迎えた夫婦と、子供を手放す幼い母親の葛藤と人生を描く。
キャストは『八日目の蝉』などの永作博美をはじめ、井浦新、蒔田彩珠、浅田美代子ら。
『殯の森』などの河瀬直美監督がメガホンを取り、『凶悪』などの高橋泉が河瀬監督と共同で脚本を手掛けた。子供に恵まれなかった栗原佐都子(永作博美)と夫の清和(井浦新)は、特別養子縁組の制度を通じて男児を家族に迎える。
それから6年、朝斗と名付けた息子の成長を見守る夫妻は平穏な毎日を過ごしていた。
ある日、朝斗の生みの母親で片倉ひかりと名乗る女性(蒔田彩珠)から「子供を返してほしい」という電話がかかってくる。
【感想】
まさに衝撃作でした。
先にここはちょっと、、というところだけ。
冒頭の幼稚園の件、実際にはああいう処理の仕方はしないのでは?
また、タワマン事情もとくにお話の構成上ノイズに感じました。
その他の部分は凄まじい。
不妊治療の過酷さや里親制度の問題点、育児環境と社会構造の歪みといったストリーの骨格は現実以上に現実的に描いていました。
俳優陣の演技も素晴らしい。
とりわけ蒔田彩珠と浅田美代子こそが本当の母娘にさえ見える彫り込みの深い演出はさすがの一言でした。
社会問題を取り扱うと多様な意見が出てきて、もちろんこの映画が嫌いな人もいるでしょう。
それでいいし、それが良いのだと思います。
ただ、親になること、子であること、その危うげな状態を保存する何か、については深く考える必要があるのではないかと思うのです。
【評価点・つけるとしたら】
☆4.2です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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