こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2021年50本目】映画「罪の声」観ました。
【解説・あらすじ】
かつて日本を震撼させた事件をモチーフにした塩田武士の小説を映画化。
昭和の未解決事件をめぐる二人の男の運命を映し出す。
小栗旬、星野源が主人公を演じる。
「逃げるは恥だが役に立つ」の演出と脚本を担当した土井裕泰と野木亜紀子が監督と脚本を務めた。新聞記者の阿久津英士(小栗旬)は、昭和最大の未解決事件の真相を追う中で、犯行グループがなぜ脅迫テープに男児の声を吹き込んだのか気になっていた。
一方、京都でテーラーを営む曽根俊也(星野源)が父の遺品の中から見つけたカセットテープには、小さいころの自分の声が録音されていた。
その声は、かつて人々を恐怖のどん底に陥れた未解決事件で使用された脅迫テープと同じものだった。
【感想】
これは原作は既読でした。
昭和の、とても有名な事件をモチーフにした大作、映画の「尺」に果たして収まるのか?
前後編とかになるとやだなーと思っていたのですが、心配ご無用。
2時間20分以上にはなりましたが「映画の枠」にしっかり収まっていました。
展開もとてもスピーディー、かつ、観客を置いてきぼりにしない巧妙な脚本、潔い演出。
とくに無理に昭和っぽさやマスコミ感を強調するようなシーンは抑え、人物に視点を固定したのは慧眼。
俳優陣で必見なのは宇野祥平!!!
後半のキーになる人物をセリフだけでなく、見た目だけでなく、まさに「人の形を借りて人を描く」を体現。
今までも様々な映画で足跡を残してきた彼ですが、この一本で間違いなく立ち位置、存在意義を確立です。
ラストシーンに向けての小栗旬の仕事への葛藤。
これは星野源の矜持とも相似形。
同時に僕の、あなたの生きる意味への強いメッセージ担っていたと感じます。
兎にも角にも本当にウェルメイドな今作。
力強くおすすめです!
【評価点・つけるとしたら】
☆4.1です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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