こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2021年58本目】映画「佐々木、イン、マイマイン」観ました。
【解説・あらすじ】
King Gnu などのミュージックビデオで知られる内山拓也が監督を務めた青春ドラマ。
売れない俳優の青年が、稽古している舞台の内容を通じて自身の過去や現在と向き合っていく。
『his』などの藤原季節、『歩けない僕らは』などの細川岳、『転がるビー玉』などの萩原みのりのほか、
遊屋慎太郎、森優作、小西桜子、河合優実、井口理、鈴木卓爾、村上虹郎らが出演する。俳優になろうと上京したものの一向に芽の出ない石井悠二(藤原季節)は、すでに恋人としての関係が終わっているユキとの同居もなかなか解消できずにいる。
高校時代の同級生だった多田と再会したことを機に、校内のカリスマ的存在であった佐々木との日々を回想していく。
やがて、ある舞台への出演が決まった悠二は、その稽古に参加するうちに舞台の内容が自身の過去と現在とつながっていくのを感じる。
さらに停滞ぎみだった日常は徐々に変化し、数年ぶりに佐々木から着信が入る。
【感想】
ずば抜けてエモーショナル!!
まず題材が素晴らしいです!
地方と都会の対比、停滞する現実とただただ楽しかった青春の日々。
演劇といういわば虚構の日々をうまくモチーフにしながら、
ただ懐かしい昔話じゃない、「物語」を作り上げた脚本は大変に見事!
撮影も過剰さを抑え、人物をくっきり映すことに徹底していて、ストレスを感じない絵作り。
何より要所で使われる音楽!
選曲が絶妙で唸るしか有りませんでした。
さて。
僕は佐々木ではなく、でもおそらくはきっとあの日々に佐々木がいて。
佐々木は言うんですよ。「好きなことやれよっ」て。
で、思うのです。
「好きなことやってるのかなあ?」と。
少なくとも、もうちょっと自己肯定、好きになってみることぐらいには今更だけどトライしたい。
そして佐々木と語り合いたい。
そんな気持ちにさせてくれる、素晴らしい映画体験でした。
【評価点・つけるとしたら】
☆4.1です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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