こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2021年63本目】映画「燃ゆる女の肖像」観ました。
【解説・あらすじ】
18世紀のフランスを舞台に貴族の娘と女性画家の愛を描くラブストーリー。
結婚を控える身分の高い娘と彼女の肖像画を描くことになった画家が、美しい孤島で恋に落ちる。
監督は『水の中のつぼみ』などを手掛け、本作でカンヌ国際映画祭の脚本賞とクィアパルム賞を受賞したセリーヌ・シアマ。
『午後8時の訪問者』などのアデル・エネルと『不実な女と官能詩人』などのノエミ・メルランらが出演する。18世紀のフランス・ブルターニュ地方。
画家のマリアンヌ(ノエミ・メルラン)は貴族の娘エロイーズ(アデル・エネル)の見合いのため、彼女の肖像画を依頼される。
しかし、エロイーズは結婚することを頑なに拒んでいた。
マリアンヌは身分を伏せて孤島でエロイーズと過ごし、ひそかに彼女の肖像画にとりかかるが、
マリアンヌの目的を知ったエロイーズは絵を見てその出来栄えを否定する。
【感想】
見つめ続ける先の深みに何があるのかを描ききった作品でした。
確かに信頼や好奇心の先には欲望たらしむ物があり、親密の向こう側には超越的な性があるのも納得。
作品中の視線の応酬はまさに観客もまた見つめられる様な臨場感でした。
作品を理解する上でギリシャ神話、オルフェの物語は知っていたほうが深みにドハマリできます。
また音楽の使い方も独特かつ効果的、余韻の使い方が凄まじく上手いので注目です。
「観る」と「観られる」。
画家とモデルの関係は表裏一体。
それは画家に限らず、どの人間関係にも通じる構図。
まずよく観る。見るではなく観る。
その先にある感情をしっかり掴み取りたいと感じました。
【評価点・つけるとしたら】
☆3.8です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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