こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2021年64本目】映画「トゥルーノース」観ました。
【解説・あらすじ】
北朝鮮の強制収容所を舞台に、いわれなき罪で収容所に送られた一家の過酷な日々を描く3Dアニメーション。
ドキュメンタリー製作などに携わってきた清水ハン栄治監督が、収容生活を生き延びた脱北者の証言を基におよそ10年の歳月をかけて作り上げた。
収容所の悲惨な実情のみならず、家族愛や仲間との絆、人間の尊厳などをつづる物語は、
アヌシー国際アニメーション映画祭コントルシャン部門に選出されるなど、世界各地の映画祭で高い評価を獲得した。幼い兄妹・ヨハンとミヒ、彼らの両親は在日朝鮮人の帰還事業により北朝鮮に渡るが、
父が政治犯の容疑で逮捕され、母と兄妹は強制収容所に収監されてしまう。
寒さが厳しい収容所での生活は日々の食事にも事欠き、母子は極限の状況を支え合って生き延びていく。
ある日食べ物をめぐるいざこざによって母が殺され、絶望するヨハンであったが、母の最期の言葉をきっかけにわれに返る。
【感想】
これは、家族の、愛の物語。
普通に、幸せに生きることすら罪。
理不尽すぎる、わずか数百キロ先の「現実」には、本当に震えが止まらないほどの恐怖を感じました。
収容所の描写は控えめに言っても地獄そのもの。
環境も地獄なら、心が蝕まれていく様子も更に地獄。
そんな中でも紡がれていく、生命の美しさ、希望の在り方には胸の真ん中を深く貫かれました。。
勇気ある告白をもとに積み重ねてきた作画法、あえてアニメーションを選んだ決断も素晴らしい。
世界には知らないことがある。
いや、知っているのに観ていないふりをしてる。
映画には現実と希望を伝える力がある。
おそらくは生涯のなかでも必ず振り返るこの作品。
超必見です。
【評価点・つけるとしたら】
☆4.8です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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