こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2021年72本目】映画「KCIA/南山の部長たち」観ました。
【解説・あらすじ】
1979年10月26日に韓国で起きた朴正煕大統領暗殺を基にした金忠植の「実録KCIA-「南山と呼ばれた男たち」」を原作にしたサスペンス。
韓国中央情報部の部長が、崇拝していたはずの大統領を暗殺する過程を描く。
監督は『麻薬王』などのウ・ミンホ。
『それだけが、僕の世界』などのイ・ビョンホン、『目撃者』などのイ・ソンミンのほか、クァク・ドウォン、イ・ヒジュンらが出演する。1979年10月26日、韓国。大統領直属の諜報機関である中央情報部(KCIA)の部長を務めるキム・ギュピョン(イ・ビョンホン)が、敬服していたはずの大統領(イ・ソンミン)を射殺する。
事件の40日前、アメリカに亡命したKCIAの元部長パク・ヨンガク(クァク・ドウォン)が下院議会聴聞会で韓国大統領の横暴を告発していた。
キムは、かつての友人でもあるヨンガクに大統領の命で接触し、事態収拾を図るが、その再会が彼の人生を大きく狂わせていく。
【感想】
あくまでもフィクション、と銘打ちながら、なんだこの丁寧さは!!
ストーリーは強烈に骨太、かつ異常な生々しさ。
「実話」との境目が一体どこなのかさっぱりわからない構成の巧みさは圧巻。
俳優陣、とりわけイ・ビョンホンのたっぷり間をとった幅の広い演技、これまた圧巻。
ちょっとだけ難点をあげると
・丁寧すぎて少しだけ冗長に感じる。
・まじかっ!と思うくらい当時のセキュリティが甘々、、、。
翻って現代。
確かに軍事政権は世界にも数少なくなり、独裁も形上は見かけにくくなっていはいるけれど、、。
施政者が「誰を観て」「誰のために」その力を振るうのかを考えると、いや、これは薄ら寒い、、。
十二分に既視感の伴う、極めて現代的な作品だと感じました。
【評価点・つけるとしたら】
☆3.9です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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