こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2021年66本目】映画「潔白」観ました。
【解説・あらすじ】
村で起きた農薬入りマッコリ集団殺人事件の真相に迫るサスペンス。
長年故郷から離れていた主人公が、容疑者となった母親の身の潔白を証明するために弁護を引き受ける。
監督はパク・サンヒョンが務め、主人公をドラマ「黄金の私の人生」などのシン・ヘソン、
母親をドラマ「スパイ 愛を守るもの」などのペ・ジョンオクが演じ、『最後の贈り物』などのホ・ジュノらが共演している。幼少期より父親から虐待をされ続けてきたジョンイン(シン・ヘソン)は家を出て、今ではソウルで一流弁護士として有名になっていた。
ある日、彼女の父親が亡くなり、その葬儀場で農薬入りマッコリを飲んだ人々が集団で亡くなる殺人事件が発生。
ジョンインはその容疑者に自身の母親が挙げられていることを知り、拘留されている母親のファジャ(ペ・ジョンオク)に会うために、数十年ぶりに帰省する。
【感想】
見応え充分な法廷劇でした。
途中まではウォンビン主演、ポン・ジュノ監督の「母なる証明」によく似たプロットに感じたのですが、
中盤移行は予想以上にサスペンスフルな展開。
ちょっと想像の先を行く綿密に計算された脚本や撮影の構図はまさに渾身。
監督の殺気すら感じる出来栄え。
さらには過酷な家父長制の問題、けして政治家ではない、利権に群がる政治屋たちの嘘くささ、
正義を貫く難しさといった多様な要素をバランス良く觀せているところも上手い。
情緒的にまとめたラストシーンも上手い。。
惜しむらくは肉親の裁判にこれほど弁護士が絡めるのか?といったところ。
ここだけ説明が薄くリアリティが今一つに感じるところでした。
【評価点・つけるとしたら】
☆3.9です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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