こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2021年77本目】映画「鵞鳥湖の夜」観ました。
【解説・あらすじ】
『薄氷の殺人』のディアオ・イーナン監督がメガホンを取ったフィルムノワール。
中国の裏社会でもがきながら生きる人々の物語を描く。
フー・ゴーが主人公を演じ、グイ・ルンメイとリャオ・ファンのほか、レジーナ・ワンらが出演する。2012年、中国南部の鵞鳥湖周辺エリアは再開発から取り残され、ギャングたちの抗争が激しくなっていた。
刑期を終えてバイク窃盗団に戻ったチョウ(フー・ゴー)は、敵対関係にある猫目・猫耳兄弟たちとの争いに巻き込まれた揚げ句、警察官を殺してしまう。
指名手配犯となった彼は、自分に懸けられた懸賞金30万元を妻と小さな息子に残そうと策を練る。
【感想】
新しくて懐かしい、全編オフビートな展開のクライム・サスペンス。
ストーリーは既視感も有り、さして目新しさは感じない、懐かしい感じ。
一方、演出は控えめに言っても斬新。
時系列をグチャっとさせながら、ムッとするような湿気を感じる都市を遠景に、
俳優の存在感を生々しく且つふわふわと浮遊させつつ、スパッとしたアクションを魅せてくる。
鋭い刃先の上を歩くような微妙で繊細な表現は、正直に行ってゾゾッと恐怖を感じました。
女優二人のなんとも言えない幸薄そうな存在感も新鮮。
今後も追いたい監督だと思います。
【評価点・つけるとしたら】
☆3.8です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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