こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2021年85本目】映画「BLUE ブルー」観ました。
【解説・あらすじ】
『ヒメアノ~ル』などの吉田恵輔監督がボクシングを題材に、成功が約束されなくとも努力し続ける挑戦者たちを描いた青春群像劇。
理想と現実のはざまでもがきながらも前に進む3人のボクサーと、彼らを見守る女性の葛藤を映し出す。
リングに上がる若者たちを、松山ケンイチ、柄本時生、東出昌大らが演じ、ヒロインを木村文乃が演じる。大牧ボクシングジムに所属する瓜田信人(松山ケンイチ)は、人一倍努力するも負け続きのボクサーだった。
彼の後輩で日本チャンピオン目前の小川一樹(東出昌大)は、瓜田がひそかに好意を寄せる天野千佳(木村文乃)と交際し、
全てを手にしたかに見えたが、脳の病が発覚し引退を迫られる。
ある日、女性にモテたいという楢崎剛(柄本時生)がジムに現れる。
【感想】
ボクシング映画は本当にたくさんあり、ジャンルムービーと言えると思うのです。
「栄光のチャンピオンロード」だったり、そこからの「挫折」だったり、
もしくは「再起」、あるいは「奇跡」、が多くの映画で描かれていると感じます。
一方、本作ではボクシングの試合のシーンはやたらと短く、描いているのはボクシングという「生活」そのもの。
ボクサーは日々どの様に過ごし、日々どんなルーティンで練習をし、何を考え、試合へと向かうのか。
見送る側は何を思い、どんな気持ちで待つのか。
丁寧、精密な心理描写とまさにボクシングを演じきった役者陣の融合は、完全にこのジャンルの最高点だったと感じます。
ラストシーン。監督が、俳優が、スタッフがきっと思いを込めて創り上げた最後のワンステップ。
過去も今も未来も込められた静かさがこれほど心を撃つなんて、、、。
振り返ればこれはボクシング映画だったのだろうか。
ボクシングをメタファーにした市井の、僕の、あなたの「向き合い方」を問う映画だったと思うのです。
【評価点・つけるとしたら】
☆4.1です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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