こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2021年103本目】映画「AWAKE」観ました。
【解説・あらすじ】
2015年4月11日の将棋電王戦FINAL第5局で繰り広げられた棋士とコンピュータの対局にインスパイアされたドラマ。
プロ棋士の夢に破れた青年が、AI将棋の世界に飛び込んでいく。監督は山田篤宏。
吉沢亮、若葉竜也のほか、落合モトキ、寛 一 郎、馬場ふみか、川島潤哉、永岡佑、森矢カンナ、中村まことたちが出演する。棋士養成機関である奨励会で棋士を目指していたものの、人並み外れた強さを誇る陸(若葉竜也)に敗れて奨励会から去った英一(吉沢亮)。
大学に入学し、コンピュータ将棋と出合い、そのプログラミングに興味を抱く。
AI研究会に入った彼は、幼いころから将棋一筋だったために周囲との接し方が分からず戸惑いつつも、
先輩・磯野(落合モトキ)の指導を受けながらプログラム開発にのめり込んでいく。
数年後、棋士とコンピュータが対局する電王戦への出場を依頼された英一は、相手が陸であることを知る。
【感想】
将棋の盤面を通じともに歩んだ道のりを静かに、しかしとても熱く描いた今作。
脚本はとても丁寧。
実際の電脳戦の様子をリアル感を持って再現しつつ、将棋の持つ静謐かつ獰猛な側面もしっかり描写。
人間にもコンピューターにも過剰な肩入れをしない演出のバランスも良かった。
演じる吉沢亮、若葉竜也、世代を代表するこの二人の演技合戦も見もの。
一方、この二人以外のキャスティングは少しデフォルメが大きく、女性陣も存在意義が曖昧。
そこは残念でした。
「挫折」を失敗と取るか、それとも通過点と取るか。
後者に取れば痛みは「成長痛」になるはず。
ラストシーンの邂逅、走りきったものだけが掴む感情も共感できました。
若者だけでなく、どの年代にも響く良作でした。
【評価点・つけるとしたら】
☆3.9です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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