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アルシオン通信

Alcyon Blog

2022年02月06日

【観た/2022年10本目】映画「少年の君」観ました。**伊豆・伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンオーナーのBLOG

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2022年10本目】映画「少年の君」観ました。

少年の君

【解説・あらすじ】

進学校に通う高校3年生の少女チェン・ニェンは、大学進学のための全国統一入学試験を控え重苦しい日々を過ごしていた。
ある日、一人の同級生が陰湿ないじめを苦に自殺し、彼女が新たないじめの標的となる。
いじめっ子たちの嫌がらせが激しくなっていく中、チェン・ニェンは下校途中に集団暴行を受けている少年・シャオベイと出会う。
共に孤独を抱えた彼らは次第に心を通わせていく。

中国におけるいじめや受験戦争、ストリートチルドレンといった社会問題を背景に、優等生の女子高生と不良少年の交流を描いた青春ドラマ。
香港電影金像奨で作品賞を含む8冠に輝いたほか、第93回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされるなど高い評価を得た。
監督はエリック・ツァンの息子で俳優としても活動するデレク・ツァン。
過酷な青春を生きる若者たちを、チョウ・ドンユイと、ジャクソン・イーが演じる。

【感想】
無垢で純真で傷つきやすいからこそ愛おしい。
社会に対する明確なメッセージとともに溢れ出るエモーションに涙腺決壊です。。。。

まずストーリー。
まさしく「骨太」。
テーマはかなりセンシティブ。
とても対岸の火事ではない、世界のどこでも、誰にでも起こりうる「あの事」。

それらを抉って抉って抉って。

裂けた筋肉からむき出しの骨が迫ってくるような生々しさ。
痛みそのものがスクリーンから我が身に移り、よじれるような苦しみを感じるほどの描写。
どうしても伝える。
その思いがまっすぐに胸に刺さりました。

俳優陣も、もうこれ以上は望めない演技。
想像を遥かに超える純粋さで向き合う姿勢。
脚本の隙間を表情が、無音の言葉が、言葉にならない感情が埋めていく。
映画を観ていてまさに震える。
陳腐ですが魂の演技とはこういうことをいうのだと理解しました。

ほんのちょっとマイナスなのは
・ラストのシークエンス、ほんの数秒、いらない。もしくは違う結末があっても良い。
・エンドロールのインタビューもいらない。

すこしだけ、ほんとうにすこしだけ余韻に欠ける、、。

あと、「体験者」にはきつい描写が多すぎる。観ないほうが良い人もいるのも確か。

それでもです。
「息もできない」に続く、あるいは超える、
アジア映画の新しい基準点、次の水平であることに間違いのない今作。

心からおすすめです。

【評価点・つけるとしたら】
☆4.5です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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by alcyon | 映画観た
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