こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2022年15本目】映画「浜の朝日の嘘つきどもと」観ました。
【あらすじ】
福島県南相馬市の映画館「朝日座」は100年近くにわたり地元住民に親しまれてきたが、時代の流れに逆らえず、支配人の森田保造(柳家喬太郎)は閉館を決意する。
森田が一斗缶に入れた35ミリフィルムに火を付けると、突然現れた若い女性(高畑充希)が水をかけて消火する。
茂木莉子と名乗る彼女は、経営難の朝日座を再建するため東京からやってきたと話す。
地域に根差した名画座を守ろうとする莉子と、やむなく閉館を決めた森田の思いが、朝日座の存続をめぐって交錯する。福島県南相馬市に実在する映画館「朝日座」を舞台に繰り広げられる人間模様を描いたドラマ。
さまざまな災禍を免れ、街の人々に愛されてきた歴史ある名画座が閉館の危機に直面する。
高畑充希、落語家の柳家喬太郎のほか、大久保佳代子らが出演。
タナダユキが監督・脚本を務めた。
【感想】
南相馬というシンボリックな土地で撮った、でも普遍的な映画でした。
まずストーリー。
まさしくド直球、ど真ん中。
あえてひねらず、伏線もわかりやすく回収。
きわめてシンプルにすることで本筋がくっきり浮かび上がる構造。
嫌味がなく、高感度高い!
キャスティング、演出も絶妙。
主演の高畑さんはじめ、キャストさん皆、
丁寧に愛情を込めてセリフの一つ一つを大切にしていることがよく分かる。
そして大久保佳代子さん、実に抑えの効いた演技。
稀代のコメディエンヌはむしろTVじゃなくて映画がハマる!
素晴らしい発見をさせてもらったし、ポスト樹木希林の一角ではないかとすら感じました。
あえて言えばですが、、。
ちょっとセリフが多い。。
会話劇である、ので仕方ないのですが、単語の重複とか絞れたのではないか。
ぐらいです。
何時だって、誰だって、何処に至って、生きていくのはは苦しく、切なく。
だからこそ愛し合い、励まし合い、支え合っていく。
シンプルな答えに希望を見出す、素晴らしい人間賛歌だったと思います。
【評価点・つけるとしたら】
☆4.0です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
↓お読みいただきありがとうございました。宜しければぜひぜひコメント・クリックをお願い致します↓