こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2022年17本目】映画「子供はわかってあげない」観ました。
【あらすじ】
ふとしたことから仲良くなった水泳部員の朔田美波(上白石萌歌)と書道部員の「もじくん」こと門司昭平(細田佳央太)は、
突然送られてきた「謎のお札」をきっかけに、幼い頃に別れた美波の実の父親を探すことに。
もじくんの兄(千葉雄大)の協力を得て実父・藁谷友充(豊川悦司)の居所を探し出した美波は、家族に内緒で父を訪ねる。
再会した父の怪しげな雰囲気に戸惑う美波だったが、夏休みをともに過ごっすこととなる。モーニングで連載され「マンガ大賞2015」の2位に選出された田島列島のコミックを実写映画化。
高校生たちのひと夏の冒険を描く。ヒロインを上白石萌歌、相手役を細田佳央太が演じ、千葉雄大をはじめ、古舘寛治、斉藤由貴、豊川悦司らが共演。
沖田修一がメガホンを取った。
【感想】
まずストーリー。
基本的にはボーイミーツガールが縦軸。
そこに様々な家族の思いを横軸に、立体的に展開するお話。
観ている方は、ヒロイン、男の子、母、今父、元父、男の子の兄、浜辺の女あの子まで、
まんべんなく感情移入できる脚本だったと感じました。
そして演出、演技。
上白石さん、この役は彼女しか考えられない。
細田さん、あの役は彼しか考えられない。
豊川さん、古館さん、斎藤さん、千葉さん、、、。
配役が絶妙すぎる!
真夏、学校、青春、葛藤と揃っているのに、あえて弾けさせず、抑えた演出もハマってました。
個人的には、
古館さん演じる今父のきっとあるであろう日々の葛藤。
理解した上で送り出す優しいまなざしに深く感じるものが有りました。
ちょっとだけマイナスなのは
・冒頭のシーン、間違ってる?と思うほど映画の内容から遠い入り口。
・ちょっと尺が長い。
ぐらいでしょうか。
誰しも体験した「あの頃」の「夏の日」。
足早に過ぎてゆく夏休みの情景と、ゆっくり滲みていく家族の風景が美しく優しい作品でした。
【評価点・つけるとしたら】
☆3.9です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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