こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2022年21本目】映画「明け方の若者たち」観ました。
【あらすじ】
明大前の沖縄料理屋で開かれた飲み会に退屈していた僕(北村匠海)は、彼女(黒島結菜)を見て一瞬で心を奪われる。
やがて付き合い始め、本多劇場で観た舞台や旅行など、彼女と共に過ごすひとときは幸福に満たされていた。
一方で社会人になった僕は、思い描いていた未来との大きなギャップに苦悩していた。ウェブライターのカツセマサヒコによる小説デビュー作を、北村匠海を主演に迎えて映画化。
20代の若者たちの喜びと苦しみが入り混じる青春を描く。松本花奈が監督、小寺和久が脚本を担当。
北村ふんする主人公が一目ぼれするヒロインを黒島結菜、主人公の親友となる会社の同期を井上祐貴が演じるほか、
山中崇、佐津川愛美、高橋ひとみ、濱田マリらが共演する。
【感想】
原作小説は既読です。
好きなジャンル、好きな小説です。
観て初めに感じたのは「原作の再現度、その忠実さ」。
丁寧に書き込まれた脚本。
ロケーション。
シークエンスの切り替わりのリズム感。
いずれも小説の世界観を壊さぬよう、繊細な、まるでバカラのグラスを扱うような丁寧さで描いていました。
俳優陣はこの役、そりゃあ、北村匠海でしょ、ってくらいハマリですし、脇を固める陣形もしっかり。
終始オフビートな演出もこれもまた小説の雰囲気そのまま。
概ね小説ファンとしては文句が言い難い作りなのですが、
やはり映画としてはそれこそが難点。
映像の持つ深み、味わいが想像を超えてこない。
もっと若者の焦燥を抉って、もっと観客の過去を切り裂いて、
あの朝日を、明け方の風景を、来て欲しくない朝を描ききって欲しかったです。
【評価点・つけるとしたら】
☆3.8です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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