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アルシオン通信

Alcyon Blog

2022年09月15日 の投稿
2022年09月15日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2022年53本目】映画「さかなのこ」観ました。

【解説・あらすじ】
毎日魚を見つめ、その絵を描き、食べ続けても飽きないほど魚が大好きな小学生の“ミー坊”。
わが子が少々変わっていることを父親が心配する一方で、母親は彼を温かく見守り応援している。
高校生になっても相変わらず魚に夢中なミー坊は、町の不良とも仲が良く、いつの間にか周囲の人々の中心にいる。
やがて、一人暮らしを始めたミー坊はさまざまな出会いを経験し、
自分だけが進むことのできるただ一つの道を突き進んでいく。

魚類学者でタレントのさかなクンが、幼いころから魚に夢中だった自身の半生をつづった著書を映画化。
魚が大好きな少年がさまざまな出会いを経ながら、好きなことを究めようとまい進していく。
沖田修一が監督・脚本を務め、前田司郎が共同で脚本を担当。
子供のように真っすぐに大好きな魚を追い続ける主人公をのんが演じる。

【感想】
奇人、さかなくんを演じれるのは本人かのんさんだけ。
ならば必然的にのんさんだけなのです。
アカデミーは今すぐ女優賞、男優賞を統合し、
俳優賞として「のん」をノミネートするべき!!!!

さて、脚本的な部分。
さかなクンの自伝が元になっているが、さかなクンの話ではない。
単純になぞるだけでも十分面白いはずなのに。
沖田修一監督と前田司郎さんはそんなところで立ち止まらなかった。
あくまで自伝をモチーフにとどめ、
誰しもが「感じる」、「刺さる」、あるいはささくれを触られるようなひりひり感までをもインストール。
夢、あるいは希望を、極めて多角的に主役に据えることに成功している。

それもこれも演出、俳優陣。
のんにしか演じられない、のびのびとした狂気。
柳楽優弥の深みのある眼差し。
夏帆のセリフを削って存在感で勝負する、凄まじいむき出し感。
俳優陣を心から信頼し、全振りでベットした監督やプロデューサーの目利き、度量にも感服しかないです。

強いて言うなら、本当に強いて腐すなら、、。

・最初の題字はいらない。のんならいらない。やり遂げる。
・さかなクン本人の演技はやっぱりあれよね、、。
・ホテルで会食のシーン、ちょっとちぐはぐ。怒るのは柳楽くんの方で、思い切って店を替えるとか、大きく見せても良かった。

ぐらいでしょうか。

夢。
本当に甘美な言葉。
ただ貫くには犠牲も、狂気も必要。

それでもです。
この言葉の強さ、蠱惑的な中毒性がこの世の中を前に進めてきた。
誰かの夢の果てに今僕らは立っている。

夢を貫く。
夢を応援する。
夢に刺激され、新たに夢を持つ。

どれでも良い、どれもできなければ、
今やっていることを夢にする、好きになるでもいいじゃないか。

誰かの夢を、希望を踏みにじるような大人には今からだってなりたくない。
そのように強く感じさせてくれる映画でした。

傑作です!

【価点・つけるとしたら】
☆4.4です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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by alcyon | 映画観た

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伊豆の四季やイベント、グルメ情報などを中心に、時々は好きな映画や本などのこともUPしていきます。
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