こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2022年49本目】映画「シラノ」観ました。
【解説・あらすじ】
17世紀のフランス。軍きっての騎士シラノ(ピーター・ディンクレイジ)は、剣の腕が立つだけでなく、詩の才能にも恵まれていた。
だが、自らの外見に自信がない彼は、思いを寄せるロクサーヌ(ヘイリー・ベネット)になかなか告白できない。
やがてロクサーヌはクリスチャン(ケルヴィン・ハリソン・Jr)に惹(かれるようになり、
彼と同じ部隊に所属するシラノに恋の仲立ちを頼む。エドモン・ロスタンの戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」を原作に描くミュージカル。
17世紀のフランスを舞台に、複雑な状況に陥る3人の男女の恋愛模様を映し出す。
監督を務めるのはジョー・ライト。
ピーター・ディンクレイジが主人公、ヘイリー・ベネットがヒロイン、
ケルヴィン・ハリソン・Jrがヒロインの思い人を演じている。
【感想】
美しい、叙情的な詩と残酷なストーリーが交差するスケール感の大きな物語。
まず脚本など。
原作の尺の調整だったり設定いじったりしたくなるところを、
無理せずシラノの「外見コンプレックス」をいかに映像化するかから引き当てて再構成。
また中世の貴族社会を完結に説明しきっていて物語に入り込みやすい設計。
美味しい野菜は美味しい塩とちょっとのビネガーで十分美味しい。
素材の良さを十分生かしたセリフ当て、歌当てだったと感じました。
次に演出だったり演技だったり。
ピーター・ディンクレイジが「抜けている」。
まさかあんなに歌えるとは。。。
演技力とはきっとこういう事を言うのだろうし、
今後の俳優のベンチマーク的存在になっていくのでしょう。
ただ、
・ディンクレイジ以外のキャスティングはしっくりこない。
・フランスの物語なのになぜにイタリアロケ。。。
・最後の最後、ラストシーンが突然すぎる。もう少しミュージカル的な盛り上がりが欲しい。
と感じる点も。
美しく、儚い物語、もしかしたら舞台版を見る前、見た後の予習復習にちょうどよい作りなのかなぁ、、。
程々満足といったところでした。
【価点・つけるとしたら】
☆3.7です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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