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アルシオン通信

Alcyon Blog

2022年10月01日

【観た/2022年57本目】映画「ヘルドッグス」観ました。**伊豆・伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンオーナーのBLOG

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2022年57本目】映画「ヘルドッグス」観ました。

【解説・あらすじ】

警官時代に殺人事件を止めることができず、その苦悩を抱えながら生きる元警官の兼高昭吾(岡田准一)。
警察は関東最大のヤクザ組織「東鞘会」への潜入捜査を彼に強要し、
データ分析で相性98パーセントと判定された無軌道なヤクザ・室岡秀喜(坂口健太郎)とコンビを組ませる。
東鞘会最高幹部の一人でもある土岐勉(北村一輝)が率いる東鞘会・神津組に潜り込むことに成功し、抜群のコンビネーションを発揮。
連絡係の衣笠典子(大竹しのぶ)の協力を得ながら、組織内でのし上がる。

深町秋生の小説「ヘルドッグス 地獄の犬たち」を映画化したアクション。
暴力団に潜入した元警官と無軌道なヤクザのコンビが、組織内でのし上がっていく姿を描く。
監督は原田眞人。
過去にも原田監督と組んだ岡田准一が主演を務める。
坂口健太郎、松岡茉優のほか、北村一輝、大竹しのぶらが出演する。

【感想】
これでもか!まさに豪華キャスト!!。
ヤクザ映画、その定型文の大外をあえてゆく、チャレンジングな作品!

まず脚本だったりストーリーだったり。
実在した事件をモチーフに、全体のトーンというか色彩というのか、
ベタベタと塗り重ねていく作風は原田監督のいつも通り。
セリフ量の多さなども過去作に比べても通常運転感はあります。

次に演出、演技なんですが。
まず驚いたのがキャスティングの振り幅。
本職の演技派俳優を要所に配置し、重要な役をあえてでしょう、ミュージシャンやコメディアン、
若手の気鋭に振っていく、それでいて誰も「浮かない」。
そのあたりのベンチマークの取り方はさすがベテラン監督です。
格闘シーンもバリエが豊富で一つ一つのスペックが高い。
見応え十二分でした。

ただやはり。

特有の台詞回しは表裏一体。シンプルに聴き取れない箇所が多発。
ストーリーも途中から合理性がぶっ飛び、話の最終地点がモヤっとする。
潜入捜査の動機づけもありきたり。
ラストシーンも軽薄に感じる。

等々、到底看過できない部分も散見。

アクション映画としては上々だが、骨太ではない。
俳優陣は凄まじいが、演出的には不満。

矛盾と言うか二律背反的な要素がふんだんに含まれる本作。
もしかすると「現実社会もそういったものだよね」というメタ構造になっているとしたら、、、。

いやいや、それは考え過ぎな感じがする。。。

ので

岡田くんのキレキレのアクション。
坂口くんのキレキレの狂気。
松岡さんのキレキレの綺麗さ。

などをご堪能したい方に、
ぜひおすすめです!

【価点・つけるとしたら】
☆3.8です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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by alcyon | 映画観た
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