こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2022年69本目】映画「MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」観ました。
【解説・あらすじ】
とある広告代理店に勤める吉川朱海(円井わん)は、大手広告代理店へ転職することを決めているが、
プライベートも後回しになるほど仕事に追われていた。
ある月曜日の朝、彼女は後輩二人組から「僕たち、同じ1週間を繰り返しています!」と言われ、
やがてほかの社員たちもタイムループの中に閉じ込められていることを確信する。
しかし、脱出の鍵を握る永久部長(マキタスポーツ)はそのことに気付く気配がない。
社員たちのさまざまな思いが交錯する中、彼らはチームプレーで異常事態からの脱出を目指す。とあるオフィスを舞台に、社員全員が同じ1週間を繰り返すことになるドラマ。
謎のタイムループに巻き込まれた社員たちを巡るストーリーが展開する。
『14歳の栞』などの竹林亮がメガホンを取り、夏生さえりが共同で脚本を担当。
主人公を円井わん、タイムループに気付かない上司をマキタスポーツが演じるほか、
長村航希、三河悠冴、八木光太郎、高野春樹らが出演する。
【感想】
会社という名の小さな戦場で、踏ん張り、頑張り、花開く!
不覚にも感動系の王道コメディー!
まず脚本、ストーリー。
タイトルで「すべて」を一気に表現しちゃってるのですが。。
それでもタイムループの構造に破錠はないし、臨場感やリアルさ、後半に向けての加速と全く申し分なし。
キャストそれぞれの役割分担を明確にしている点やお話自体を二重構造にした点も、
見慣れてるはずの「タイムリープ」をさらに一段新しいものに感じさせています。
この点、大変好感度、高し!
そしてキャスト、演出だったり演技だったり。
マキタスポーツさん以外は知らない、ように見えて、実はなかなかのキャスティング。
日本映画、演劇界にしっかり爪痕を残してきた、地味かもしてないけど適材適所とはまさにこのこと。
ごく限られた人数しか出演していない。
場面転換も殆どない。
それでも飽きずにずっと観ていられるのは彼らの確かな演技力によるもの。
演出上のミソはやはり細かなギミック。
オープニングから最後でしっかり惹かれた伏線は、わかっていても楽しかったです。
また、後半に持ち込まれるマキタスポーツ演じる上司の秘密。
この劇中作品のクオリティ、示唆に富む内容も必見!
気になった点は
・86分。少し短い。あと10分加えて前半をもっと引っ張っても良い。
・同時に主人公の転職エピソードと葛藤が弱く感じる。
ぐらいでしょうか。
さて、今回の設定、ある広告代理店事務所は今どきマジか、、というような労働環境。
それでも皆、必死に仕事に食らいついている。
正直それが正しいこととは思えないのだけれど、たしかにそんな時期を乗り越えても来たように思う。
やりたい仕事だったのだろうか。
叶えたい他の夢なんてあったのだろうか。
過去の自分は今の自分をみて、どう思うだろうか。
働くことの尊さを今一度再確認させてくれる、なかなかの力作だったと思います。
【価点・つけるとしたら】
☆4.0です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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