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アルシオン通信

Alcyon Blog

2023年05月15日

【観た/2023年33本目】映画「赦し」観ました。**伊豆・伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンオーナーのBLOG

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2023年33本目】映画「赦し」観ました。

【解説・あらすじ】
夏奈(松浦りょう)は、7年前に同級生の少女・恵未を殺害して懲役20年の刑を受けていたが、再審の機会が与えられる。
恵未の父・克(尚玄)と別れた元妻・澄子(MEGUMI)は、夏奈が釈放される可能性があるとの連絡を受けて、法廷で再審の行方を見守る。
当時の裁判では事件の詳細を語らず、検察の求刑通りに刑が確定した夏奈だったが、初めて恵未の殺害に至った動機を明らかにする。
それを聞いた克は復讐心に駆られる。

ある少女殺害事件の加害者と被害者の家族が抱える、葛藤や苦悩を描く法廷ドラマ。
同級生を殺害して懲役20年の刑を受けた女性が衝撃の事実を打ち明ける。
監督はアンシュル・チョウハン。尚玄、MEGUMI、松浦りょうのほか、生津徹、藤森慎吾、真矢ミキらが出演する。

【感想】
法律は誰を赦すのか。救いの意味を問いただす意欲作。

まずストーリー。
所謂「被害者家族」と「加害者」のコントラスト、それぞれの苦悩、葛藤をしっかり、執拗に描き切っている。
前回の裁判過程を描かないことに徹し、何があったのかを想像させ、裁判=司法が万能ではない点にも強いフォーカスを当ている。
以上2点はは脚本上うまく描けていると感じました。

次に演出、演技。

裁判所の持つ無機質感、検察と弁護士の人情味のない駆け引きもやけにリアル。
必要以上にも感じましたが、実際傍聴するともっと寒々しかったりもするので映画としての落とし所をよく考えた結果なのでしょう。

役者陣、大奮闘。
主演の松浦さんは正しく鬼気迫る熱演。
MEGUMIさんをはじめ個性豊かなキャスト陣も確実にベストを尽くした演技。
非常に好感を持ちました。

ちょっとこれは、、と感じた点は

そもそも事件の量刑が重く、いったいぜんたい最初の裁判がどうだったのかモヤる。
再審制度ってこういう感じの事件で発動する?また結審もあの形、プロセスとして大丈夫でしたっけ?

司法上の取材がちゃんと出来てるか不安を感じました。

また、

アルコール中毒になった父親の佇まいがこざっぱりしすぎている。
母親の衣装とかが全然憔悴していかない、やけにおしゃれ。
いる、そのシーン?え、何度も必要、そのシーン??

などなど、セリフ以外の心理描写がちぐはぐだったように思います。

さたさて。
とはいえ、裁判がいつも正しく「正義」を炙り出しているかといえば、
どうなんだろう、そうあってほしいけど、、、というのが日々感じている正直な感想だったりするわけで。
厳罰を望む気持ちもわかるし、酌量の余地もわかる。
結局はバランス(図らずも天秤だし)なんでしょうけれども、、。

少年法を取り巻く環境や社会の状況、刑法の位置づけ等々、リテラシーを強く要求されるし、その上で
この映画の結論、相当に咀嚼が必要。

正直上手く飲み込めず、、といったところです。
ちょっと色々調べごとをしてからもう一回観ようと思います。

【価点・つけるとしたら】
☆3.8です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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by alcyon | 映画観た
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