こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2023年53本目】映画「バービー」観ました。
【解説・あらすじ】
世界中で発売されているファッションドール、バービーを映画化したファンタジー。
ハッピーな毎日を送ることのできるバービーランドで暮らすバービーとケンが、リアルワールド(人間の世界)に迷い込む。
バービーをマーゴット・ロビー、ケンをライアン・ゴズリングが演じる。
監督はグレタ・ガーウィグ。“バービーランド”はどんな自分にでもなれる、夢のような場所。
そこに暮らすバービー(マーゴット・ロビー)は、ある日突然、体に異変を感じる。
バービーは原因を追求するべく、ボーイフレンドのケン(ライアン・ゴズリング)と共に人間の世界へとやってくる。
そこでバービーは、自分の思い通りにならない経験をする。
【感想】
まず観て、一度胸に手を当ててみる。。。。
では、ストーリーについて。
バービー人形の歴史、制作の経緯などをしっかり折り込みながら進むので、「この世界観」未体験の「男性」でも問題なく観れる設計。
同時にフェミズムの構造を啓示することで強烈に男性社会のマッチョズム、マンプレ、ミソジニー、ルッキズムなどを浮き彫りに。
抉ってくる脚本。
流石です。。
演出、演技面。
マーゴットロビー、ライアン・ゴズリングを中心にまさに奮闘。
華やかなミュージカルシーンのダンスも頑張りを感じましたし、
分量の多いセリフも破錠なくこなすのは相当の負荷、やってのけた感を感じます。
よくぞこの映画を成立させた!
テーマの内容やその教示、矜持には100%同意せざる得ないし、観たあとには反省しかない!
のですが、、。
ミュージカル映画?にしては曲が今ひとつ記憶に残らない。
テンポも途中で緩む、もしくは本来の監督の作風に戻る。
お話の主題は理解するが、やや強引に感じるところも散見する。
「いい材料使ってます!全部入りラーメン」のようなボリューム感で肝心の味がぼやける。。
等々、
映画としてどうだったかと問われるとすこし微妙な気持ちになりました。
ビックバジェットでメジャープレイヤーを揃え、成功を強いられる環境での制作、
のびのび作ったのかしら、本当にこれをつくりたかったのかしら。
テーマは満足、作りは不満、というのが正直なところでした。
【評価・つけるとすれば】
3.8です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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