こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2023年52本目】映画「世界のはしっこ、ちいさな教室」観ました。
【解説・あらすじ】
「世界の果ての通学路」の製作チームが、ブルキナファソ、バングラデシュ、ロシアのシベリアのそれぞれの僻地で教える3人の女性教師に密着し、
様々な困難に直面しながらも子どもたちの明るい未来のために奮闘する姿を見つめたドキュメンタリー。
【感想】
教育が導くのは貧困からの脱出ばかりではない。問いただされるのは我が身であるを痛感!
まずストーリー。
アフリカ、シベリア、南アジアの貧困問題。
世界経済の成長から取り残された、もしくは犠牲となっている地区、人々を丁寧、実直に撮影。
問題の根深さ、その解決法、「教育」のあり方へのアプローチは十二分。
教師三者三様の持つ問題意識、葛藤もありのままに。
ドキュメンタリーの真骨頂を堪能できます。
演出というか撮り方について。
前述しましたが、なるべくそのままに撮る方針が徹底されています。
結果、監督の意図はより鮮明に。
教師を女性に絞ったのもまさにまさに。
これは、遠い世界の問題ではないことを痛感できます。
さてさて。
社会問題、とりわけ貧困問題を追うと突き詰めれば「教育」にたどり着くというのが僕の持論ではあるのですが。
この作品ではさらに踏み込んでいて。。
女性の社会進出の難しさ。
若さゆえの理想との葛藤。
報われるとは限らない情熱。
そんな苦しい描写を、
子供たちの情熱と笑顔が溶かしていく。
教室で育まれるのは学力だけではなく、愛情、そして友情。
彼らを支えていくのはきっとあの学び舎で、共に過ごした記憶。
本当に勉強が嫌いとか言ってる場合じゃなかったと、
あの日々は貴重すぎたと、
ちょっとビターな気持ちになりました。
社会問題映画としてもチアアップムービーとしても必見だと思います。
【評価・つけるとすれば】
3.9です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
↓お読みいただきありがとうございました。宜しければぜひぜひコメント・クリックをお願い致します↓
分