こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2023年73本目】映画「まなみ100%」観ました。
【解説・あらすじ】
平凡さを嫌う変わり者の青年と、彼が思いを寄せる女性との10年にわたる日々をつづった青春ドラマ。
川北ゆめきがメガホンを取り、川北監督の実体験を基にいまおかしんじが脚本を執筆。
青木柚が主人公、中村守里がヒロインを演じるほか、伊藤万理華、宮崎優、新谷姫加、菊地姫奈らが出演する。自分勝手で少々変わり者の“ボク”(青木柚)は、高校で同じ器械体操部に所属していたまなみちゃん(中村守里)のことが大好きだった。
平凡さを嫌うボクとは対照的に、彼女は平凡そのものだったが、高校時代からその後10年を経て多くの出会いと別れを経験してもなお、
まなみちゃんに対する思いは変わらず、その理由は今も分からなかった。
【感想】
甘くて苦い。
青春の始まりから終わりまでがきっちり詰まった本物のジュブナイル!
まず脚本。
これはストレートな青春モノの文法をきっちり。
男女の出会い、やりとりをきっちりとしたト書きで。
気持ちの揺らぎを繊細な台詞回しで。
的確でケレン味のないストーリーテリングで推進力をしっかり確保。
話のわかりやすさも同時に担保しています。
そして演出、演技。
とにもかくにも瑞瑞しい!
シークエンスとシークエンスのつながりをしっかり確保しつつ。
みずみずしさ、初々しさ。
甘酸っぱさ、成長痛の苦み。
といった要素をしっかりつなげていく演出は好感度高めでした。
俳優陣も率直に言って好き、好きしかない!
主軸の青木さん、中村さんの明暗もしっかり入れ込んだ演技。
オラキヲさんをはじめ脇を固める俳優陣の気持ちの入り方。
伊藤さん、今後の日本映画界をしょっていくだろう新鋭のきらめき。
好き。好きしかなかったです!!
ラストにかけての展開は若干既視感があり、オマージュ的ではあるものの、
エンドロールでのあの「一言」はもう反則。。。
うわっと感情が溢れ、目汗が止まらず、、、。
さて。
いつの間にか年齢を重ね、いつのまにか若者ではなくなった今。
振り返ればどこかで青春は始まっていたはずで、必ず終わりがあったはず。
それは恋で語る人もいれば、夢で話す人もいるでしょう。
あるいは友情の人も。
僕はどちらだったろうか。
ついつい、
好きだった人を、
叶わなかった夢を、
会っていない友人を。
思い出させてくれたこの映画、
感謝の言葉を探したいと思いました。
【評価・つけるとすれば】
4.2です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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