こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2023年76本目】映画「北極百貨店のコンシェルジュさん」観ました。
【解説・あらすじ】
西村ツチカの文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞したコミックを原作に、Production I.G がアニメーション制作を手掛けたアニメ。
動物を顧客とする百貨店で、新人コンシェルジュが接客に奮闘する。
監督を板津匡覧、脚本を大島里美が担当する。訪れる客がすべて動物という不思議な百貨店「北極百貨店」で、コンシェルジュとして働き始めた秋乃。
長年連れ添ってきた妻を喜ばせたいというワライフクロウや、父親へのプレゼントを選ぶウミベミンク、
恋人へのプロポーズに悩むニホンオオカミなど、秋乃は個性的な客たちの願いに応じるべく悪戦苦闘する。
【感想】
サービスに携わるすべての人に、希望と勇気を!前を向く力を与えてくれる至極のチアアップムービー!!!!
まずストーリー。
「新人コンシェルジュのドタバタ奮闘コメディー」で、複数のエピソードで構成されています。
全体の流れに意外性はなく、ストーリーも予想外のことはそんなに起こらない。
それでも一つ一つのエピソードが繊細で粒立っていて、ぐっと引き込まれます。
印象的で心に残る台詞の数々も好印象。
シンプルなフォーマットにこだわって伝えたいことに全振りした勇気と覚悟を感じます。
そして演出演技。
アニメーションでしかできないこと、にちゃんとコミット。
細かなキャラクター表現、
例えば動物の性質をそのまま性格として表現したり、
大きさの差を活用して視点や視線の動きでダイナミックな構図をとるところ、素晴らしく上手!。
シンプルさと派手さがしっかりかみ合った絵作りで好感度高かったです。
さて。
お話の舞台は「百貨店」。
しかも「絶滅種」専用。
ネットで何でも買えちゃう世の中、伝え聞くにこの業種の生き残りはいよいよ苛烈、。
それでもあの大きな建物の、
美しい雰囲気、
華やかな匂い、
きらびやかなざわめき
に心動かされ、足が向かう。
それは人の存在がなせる技だと僕は思うのです。
コンシェルジュの存在は僕たちサービスマンにとって頂点。
頂点の悩みやつらさは僕らの痛み。
頂点の喜びは僕らの喜び。
いろんな業界がオワコンと呼ばれ、AIに押され、生き残りに必死な今。
それでも人が存在し続ける理由がここにある。
強く信じることができる、サービスマン必見、必修の映画だったと思います。
【評価・つけるとすれば】
4.1です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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