こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2024年88本目】映画「グラディエーターⅡ」観ました。
ローマ帝国が繁栄した時代。
静かな暮らしを送っていたルシアス(ポール・メスカル)は、
将軍・アカシウス(ペドロ・パスカル)が率いるローマ帝国軍の侵攻によって妻を失い、捕虜となる。
アカシウスへの復讐を誓う彼は、奴隷商人・マクリヌス(デンゼル・ワシントン)との出会いをきっかけにローマへ向かう。
そこで剣闘士「グラディエーター」となったルシアスは、円形闘技場「コロセウム」で行われる闘いに身を投じる。古代ローマを舞台に、復讐に燃える剣闘士の闘いを描いた『グラディエーター』の続編。
ローマ帝国の圧政によって自由を奪われた男が剣闘士となり、闘技場での闘いに身を投じる。
監督はリドリー・スコット。
ポール・メスカルが主演を務め、ペドロ・パスカル、コニー・ニールセン、
デンゼル・ワシントンのほか、ジョセフ・クイン、フレッド・ヘッキンジャーらが共演する。
【感想】
これぞリドリースコット!衰え知らぬアクションの皇帝健在!
まずストーリー。
前作を引き継ぐ部分が多少あり、
未見だとちょっとわかりにくい所もあるっちゃある、
が、ないっちゃない。
人物関係のネーミングが古代ローマ調ですので誰も彼も似ていて、
そこだけ判別しづらいのですが。
ストーリーの基本構造が一直線。
かつテーマもシンプルなので観やすく、アクションに没頭できる脚本です。
で、演技演出、つまりはアクションですが!
これは圧巻!
合戦モノの映画は古今東西数多すぎで流石にあの手この手見慣れたシーンの連続かと思いきや、
まだ引き出しがあるのかと恐れ入るばかり。
特に大人数のシーンでも混雑しない、ケレン味のある撮影力はすさまじい。。
俳優陣もしっかり体を張っていて、そこも見応え十分。
ポールメスカル、他作では繊細な演技の人だったのに、こんな役もやれるのね。
あっぱれです。
敢えてケチをつけるなら、
やっぱりストーリーが直線的かつ予想の範囲を超えない点。
特に復讐劇からの大きな展開、圧政からのローマ解放にいたるあたりは、
あれ、ちょっと待て、気持ちの機微は?
すこしきょとんとしてしまいました。
圧政に苦しむ民の姿の様子、書き出しも残念ながら弱かったと感じます。
さて。
生まれてこの方民主主義国家でしか育ったことのない身としては、その起源としてのローマへの興味は深まるばかり。
熱狂の有り様だったり、権力の暴走といったところは今も昔もあまり変わらんなと不安な気持ちに。
そこでヒーローを求めてしまう気持ちもわからんでもないが、
じゃあ、現代社会にメスカルは必要かと問われれば、あの過剰さはかえって危険に感じる、、、。
人間の変わらなさ、愚かさをまざまざと描き出す映画でも合ったと思います。
【評価・つけるとすれば】
3.9です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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